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Sunny (高野晃)
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「ラオコーン像」 1506年出土、紀元前160年から紀元前20年の作と推定されている。 バチカン美術館のピオ・クレメンティーノ美術館に所蔵。 大理石製の古代ギリシア彫像。ギリシア神話のトロイアの神官ラオコーンとその2人の息子が海蛇に巻き付かれている情景を彫刻にした作品。 海蛇に巻き付かれたラオコーンが、苦悩の表情を浮かべ、衰弱し死を迎えようとするその一瞬を表現したこの彫刻は、動作を時間的に切り取るという概念を彫刻において創出した。
重美さん、takahashiさん、コメントありがとうございます。 ローマに行ったとき、幾つも幾つも彫像を見たのですが、 この「ラオコーン像」は全く別世界の彫像でした。 この作品の与えた影響や、解釈については、妻がその学問の専門家なものですから、 自分の感じたこととともに、色々と話を聞かせてもらった受け売りです^^; 圧倒的な存在感を持つ強い被写体に、技巧を使って撮る腕は私にはなく、 ただその力強さをどの構図がもっとも表すか。考えました。 三次元のものとして完成された作品を、二次元で切り取ることは、 やはり完成体としての要素を消してしまわざるを得ません。 到底、伝えきれぬものなのかという想 ...
2013年07月05日01時49分
Sunny (高野晃)
続き) 製作年が紀元前と推測される彫刻であるにもかかわらず、その筋肉質な力感、躍動感、時間軸を止めたかのようなこの作品から受ける印象は、当時の彫刻家にとって大きな衝撃であり、イタリア・ルネサンス芸術の方向性に極めて重大な影響を与えた。特にミケランジェロにおいて影響が顕著である。 私もまた眼前にて、この彫刻と相対したときは、その圧倒的な存在感にただ立ち尽くし、やがて身体が震え始めた。
2013年07月04日04時04分