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かれらとの距離感

かれらとの距離感

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    岩合さんが写真集や文庫本でも書かれているが、猫達と近づいてリラックスした画を撮らせてもらうには「とにかく自分ら(猫達)に害をなす存在(敵)ではないことを示し、安心させることだ」とあったが本当にその通りに思える。本業の野生写真家では最低限わきまえておく事なのだろう。

    コメント1件

    jrskigogo

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    猫を撮りに出かけ、かれらの集団を見つけても50mmにおさまる距離まで焦って急に距離を詰めたりしない。 時には「にゃ~」と挨拶したり、路上にどっしりとあぐらをかいて「座って」しばらく同じ空間を共有してみたりする。その間ずっとかれらはこちらを見つめ様子をうかがっている。 一頭でもいい。こちらに好奇心をもって近づいてくれたのなら儲けものである。私は決まって指先を差し出す。かれらが「くんくん」と自分のニオイを嗅ぎ、覚えこませているかのようなしぐさをとる。 不思議なもので一頭が気をゆるすと他の猫もその空気を共有するのだろう。途端にこちらに興味をもった猫が足元に走り寄ってきたり、私が50mmを覘いている足元を8の字を描くようにくねくねとスリスリしはじめる。 なにも難しいことではない。 挨拶をする。 ささやくように話しかける。 ゆっくりと動く。 ここ最近の機種はCMOSにとって代わってしまったが、私はD70sとPlanarの絞り出す画づくりが大好きだった。PLでもかけたかのようなNikonブルーとヌケがよく鮮やかな発色のPlanar。 D70のほうはしばらく防湿箱に眠っているが、また梅雨の合間にこのコンビで画を撮ろう。雨あがりの抜けるような青い空の画を。

    2013年06月17日23時45分

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