Bernini
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ここはかつて精神障害を患った女性のための病院でした。建物内には礼拝堂があり、厳格なキリスト教の理念のもとで運営されていました。 精神障害といっても昔の話です。その中にはたくさんのレズビアンの同性愛者が含まれていました。そこで起こった悲痛な話にインスパイアされてシナリオをつくりモデルに演じて頂きました。歴史的背景の細部はコメント欄に記させて頂きました。 ギャラリー「フラジャイル」
何ともトーンの美しいポートレートですね。 完璧な階調だと思います。 外からの自然光とライティング?の兼ね合いなども プロフェッショナルなスキルを感じます。 ただ、どういうわけかは不勉強なぼくには分かりませんが、 影の部分のノイズが少々気になりました。
2013年02月23日15時12分
玉蟲大王さんコメントありがとうございます。 ISO800ですのでそれなりにシャドー部分にはノイズがのってきますね。それと下はカットしてます。下まで入れるとまた投稿した写真は削除されてしまうでしょうから^^; まあ、もともとポートレイトで私はノイズきらいでないのであまり気にしていません。むしろポートレイトだと雰囲気を出すためノイズを後処理で入れたりすることもあるくらいです(笑) 肌や服があんまりツルツルだとCGみたい(ノイズレス)になっちゃいますからね^^;
2013年02月23日15時35分
GANREFのアルバムでも拝見しました。 主題を見つめる視線が、一人称から三人称の間で揺れていて、形の無い想いを突きつけられました。 ”私の居場所はここにはない”の質感に目を見張りました。 質感といっても単なるリアルさではなく、肩、髪、背景が調和する感じ。 その光のなかで、彼女の危うくも澄んだ瞳に沈黙させられます。 PHOTOHITO、いやGANREFでさえBerniniさんには窮屈かもしれません。 いつか作家としての作品を堪能できる日を楽しみに待ちます。
2013年02月23日19時25分
Bernini
世の中の価値観は時とともに大きく変わるということを強く感じる時があります・・・ ここはかつて精神障害を患った女性のための病院でした。建物内には礼拝堂があり、厳格なキリスト教の理念のもとで運営されていました。 精神障害といっても昔の話です。その中にはたくさんのレズビアンの同性愛者が含まれていました。当時の状況ではどう接していいかわからないといった家庭がほとんどでした。そういった状況では娘を寄宿学校のような場所に預けていると言えば体裁が良かったのでしょう。娘を一族から退け世間の目をそらすには格好の場所とも考えられていました。彼女達は世間からは受け入れられない自分と本当の自分が望むものとの間で葛藤し苦しみました。医学の進歩のためとはいえ隔離されて検体として扱われることも望んではいませんでした。英国風の田園風景が広がる敷地一帯と美しい外観の建物は彼女達にとってはとても狭く感じ、行き場のない自分の境遇を悲しみ絶望したのでしょう。その証拠にこの近くには鉄道の線路があり何人もの若い女性がその身を投げ込んだそうです。 現代の性の価値観はとてもオープンですが、当時はそういった雰囲気を許さない状況でした。最後の患者が2007年にこの治療院から退き現在は閉鎖され個人所有となっています。 この日は朝から霜が立つほど寒く暖房がないところでしたがこの部屋は角部屋だったので比較的暖かく撮影場所に適していました。彼女はノーメークでしたが素のままのほうがその場に適していると判断しそのまま撮影させて頂きました。 D800 with Zeiss Makro-Planar 2/100 ZF.2 at 100mm; f2.2, ss1/30sec,ISO1600 Gitzo Monopod M5561T
2013年02月23日14時38分