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今の掲載スタイルとは違って番外編なってしまいますが、富士の撮影で、仏陀の教えを垣間見たかに思いました。その後ひょんな事で行った国立博物館で、とっても引かれる仏像に出会いました。それは愛染明王でした。その時はただ単に見ただけの感動でしたが、帰って調べてみました。この明王は、チベットの密教の流れから来ているもので、所謂「金剛」なのですね。黄色い富士で出てきました金剛なのです。仏の「神通力・智慧・慈悲」全てを兼ね備えた守護神でもあると云う事です。
もう一つ山形の旅の中でドッコ沼の「独鈷杵(ドッコショ)をご紹介しましたが、中央の手に持つっているのが、これに当たります。こちらもひょんな事で、お見せ出来ました。
2012年11月27日07時48分
この写真を掲載した理由がもう一つあります。D700の高感度特性の素晴らしさをお見せしたかったからです。殆ど暗闇に近い照明で、手持ち撮影。当然ストロボ禁止です。如何でしょうか。用途的に発揮できた写真であり、嬉しく思いました。この時バージョンアップされた12bit→14bitで描写。ISO感度は8,000相当です。原画は7.7MBです。
2012年11月27日17時01分
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『衆生が仏法を信じない原因の一つに「煩悩・愛欲により浮世のかりそめの楽に心惹かれている」からだと、「煩悩と愛欲は人間の本能でありこれを断ずることは出来ない、むしろこの本能そのものを向上心に変換して仏道を歩ませる」』結果、愛染明王信仰はその名が示すとおり「恋愛・縁結び・家庭円満」などをつかさどる仏として古くから行われており、また「愛染=藍染」と解釈し、染物・織物職人の守護神としても信仰されています。さらに愛欲を否定しないことから、古くは遊女、現在では水商売の女性の信仰対象にもなっているそうです。かの大河ドラマで有名な直江兼続は軍神としての愛染明王への信仰から、兜に「愛」の文字をあしらったとも云われています。
2012年11月27日07時48分