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夏の天の河の暗黒帯

夏の天の河の暗黒帯

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    先日撮影した場所は里山の中腹にある小さい牧場で、行きやすくて標高もちょっと低めな割には南天が暗く、和歌山の山の上が天気が悪そうなときにとても助かるところなんですが、広々としていてどこでも撮れるというわけではなく、柵があったり電線が張り巡らされてたり、牛舎には街灯が灯されてたりと、撮る場所も撮れる方角もとても限定されるところです。 これは広角レンズの使用がとても限定されるということでもあり、今まで何回かここで撮ったときに広角レンズを使ったことがありませんでした。 今回は短い時間の中で射手あたりを集中的に

    コメント18件

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    takuro.n

    撮るにあたり、先日のように35ミリ域と、出来ればもう少し広角、普段もっと広い写野の得られる場所のように10ミリ前後や魚眼ほどではなくとも、せめて標準ズームと呼ばれるレンズの広角端くらいなら何とか使えないかと久しぶりに星撮りに17-55F2.8を持ち出してみたわけです。 そして35ミリ域は先日の写真のような結果でやはり周辺減光やコマ収差は大きいもののF5.6に絞ったこともあってそれなりに鋭い星像で撮ることが出来ました。 そして残りの17ミリ域の写真というわけですが、これが苦労しました(^_^;) 先日のキャプションにも書いたように低空の状態が悪く、光害カブリや大気減光がすごいということもありますが、撮影位置の斜め後ろ20メートルくらいにあった牛舎の街灯の強い光が勿論フードも付けファインダーは黒いパーマセルテープで塞いであったにもかかわらずどこかからか回り込んでしまったようで、カブリが何とも複雑な様相を呈していて、この画角そのものが天の河の広がりの中に暗黒帯や星間ガスが複雑に絡まった難しいところということもあって、私の力ではとても綺麗に補正というわけにいきませんでした(>_<) そもそも元々今回から今までと変えてカメラレンズの場合はISO800の絞り5.6で撮ろうと思っていたのが望遠鏡の準備に手間取って焦ったせいもあってISO1600のまま撮っていて露出そのものを間違った画像でもあり、もうボツにするかなとも思いましたが、次の新月期になればおそらくもう南天は諦めてはくちょう付近を撮りに別の撮影地に行き、今年このあたりを撮るのも最後かもと思うと諦めきれず、幸いピントだけはうまく合っていたのに頼って低空カブリの具合も分かるような写真として、暗黒帯や星間ガスの様子が浮かび上がればよしとして処理してみました(^_^;) 見れば一目瞭然下半分が何となくコントラストが無くなっているのが分かると思いますし、下の方が赤くなっているのは水蒸気で低空の透明度が特に悪くなった中での大気減光の結果で、右下には木の枝、そこに飛行機2機のおまけまでついてます(^◇^;) 右辺下から1/3のあたりに黄色く明るいのがサソリ座のアンタレスで、私も何度も上げたことのある周りの散光星雲も微かに写ってますが、この低空でこの場所の色味を綺麗に出すのはフラット処理やカブリ補正の技術がないと相当難しいことが分かります。 そして2本の飛行機の軌跡の上のものと天の河の中の暗黒帯とが交わったところにちょっと赤っぽい小さい星雲が分かると思いますが、これが前に上げた彼岸花と出目金の出目金星雲で、完全に低空かぶりの中にあり、ここら辺になると日本本土から綺麗に撮るのは相当な難物とされるのもよく分かるファインディングチャートになってます(^◇^;) スカイメモにAstro50Dと17-55F2.8をつけて17ミリF5.6を使い、ISO1600で2012/7/17の22時32分から撮った8分露出4枚をRAP2、CameraRaw6、StellaImage、CS5と通して処理。 ほんとはISO800の8分露出として撮りたかったわけで、あとで気が付いた時点で処理のモチベーションも落ちかけましたが、ピントが良くてハロ処理もシャープ系の処理も一切せずにカブリ補正にのみ注力出来たため、最後まで気力が保ちました(^_^;) 天体写真でもやはり基本のピントは大事だと、毎度気が付かされます(^_^;)

    2012年07月22日17時48分

    RO Takano

    RO Takano

    天の川、素晴らしすぎます。 最近、私のD3sと友人のKissX3で撮影に行ったのですが、KissX3の色に感動・・・・ 買おうかと思った位・・・Kiss買ってポータブル赤道儀・・っのもアリかぁ〜 でも2マウントはキツイし、ニコンD5100+赤道儀って検討しようかなぁ〜

    2012年07月22日19時25分

    Marshall

    Marshall

    こんばんは。 これもまた素晴らしいですね。 色合い、表現力が素敵だと思います。 こちらはあいにくの天候で、先ほども機材を持って出かけてきましたが風と雲と稲妻で待機すること2時間余り・・ 雲の隙間にチラホラ星影が見えるものの諦めて友達の家に来てます。 まあ、気長に天候と付き合いながらチャンスを物にしたいと思ってます。 まだまだ初心者ですが、これから冬場にかけて色々と撮影したと思ってます。 PHOTOHITOのブログに先日撮影して見ていただいた画像を初めて貼りましたが、まだ20枚に届いてないので見れないかな? ブログの使い方もよくわからないものでして・・・ 少しづつ載せていきたいと思ってます。  今後もよろしくお願いします。

    2012年07月22日21時53分

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    takuro.n

    RO Takanoさん、ありがとうございます(^^ゞ それにしてもD3sよりX3の色がよかったですか? 一般に現在のCMOSでは高感度の能力を高めるほど色味が薄くなるような傾向があります。 これはゲインアップによって流れる電流量増加によるノイズ量、特にカラーノイズの増加を一見見えなくするためにそのように調整しているという側面もあると思います。 また、Nikon機とCANON機の色味に対する考え方でよくいわれるCANON機の記憶色傾向、暖色っぽい傾向に比べればNikon機は寒色っぽく見えるという差もあると思います。 そのCANON機でもX3の次の世代のセンサーを使ったX4、X5、60D、7Dではやはり高感度対策のためかちょっと色味が薄い気がしますが、X3だとまだ色乗りのいい感じの最後の機種といったところでしょうか。 なのでデフォルトで出てきた画を比べると、たとえば天の河の写真であれば確かにこういう褐色っぽい感じ、ガスが漂ってる感じとか奥行き感という面ではX3の方が適している面もあるかもしれませんが、しかしそれもRAWで撮って調整すれば何とでもなる範囲と思います。 ただし、これも改造機となると話が違い、この写真は勿論改造機で撮ってますが、無改造であればほんとにNikon機もCANON機もそんなに違いはない気がします。 それよりもポータブル赤道儀を買われた方がはるかに効果的です。 っというのは、ガイド撮影することによってコンポジットが効果的に行えるようになるからです。 天体写真における一番大きなコンポジットの意味はノイズ低減です。 これをしっかりやって少々レタッチしても荒れない元画像を得ることが出来れば、それこそメーカーによる少々の色味の違いなどどうとでもなるようになります。 天体写真そのものを突き詰めていくと、最近高感度ノイズ耐性では他メーカーよりちょっと限界の低いCANON機もその歴史から来る周辺パーツやソフト対応の充実度からまだまだ使いやすい面も多く、またそのノイズ耐性に関しても冷却改造機やコンポジット枚数を増やすことで乗り越えられますのでまだまだCANON機を使う方の方が多いですが、そういう機材が欲しくなるのはやはり赤道儀を使うようになってからという気がします。 もっと星を撮られるのであれば、何はともあれ赤道儀を導入されてみると、それだけでももっと見えてくるものもあり、それがまた次のカメラ選びの指針になることもあろうかと思います(^^ゞ

    2012年07月22日21時58分

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    takuro.n

    Marshallさん、ありがとうございます(^^ゞ 前の写真でここに上げてみると自分が意図したより彩度もコントラストも強かったのを反省して、今回はだいぶ落としてみたら今度はちょっと落としすぎだったかもしれません(^_^;) しかしそれと同時に出来るだけ淡いガス雲も見えるようにと思って軟らかく表現してみた部分もあるわけですが、そういう面では例えば右上の暗い宇宙空間だけと思える部分にもよく見てみるとちょっと茶色っぽくガスが流れているのが分かるでしょうか(^^ゞ 天体写真は機材を揃えて天気を待って撮影地に出向き、一晩かけて撮ってくるだけでも大変ですが、反面みんなが同じような対象を同じような画角や露出で撮るためにただ撮ってきただけでは機材に撮らせてもらった写真の域を出ません。 また、現在のデジタルではそのままではデータの持つポテンシャルの半分も発揮させることは出来ません。 個人的には撮影と意図を持った後処理の両輪揃ってこそのその人の撮った天体写真と思ってますが、この一枚にも一応そのような、少々コントラスト不足に見えても天の河からはみ出したようなごく淡いガス雲も見えるようにしたいという意図はあるわけですね(^◇^;) そういう試行錯誤にもものすごく時間がかかり、私も昼間は仕事以外にスポーツを教えるようなこともしており、撮りにも行けなかった今年前半に比べれば体調はある程度復しては来たものの、まだまだ薬やサプリメントに頼りながらも結局寝る時間を削って処理を繰り返してます(^_^;) 撮りに行けなかった時期は向こうで星の話題を見つけてはコメント書き込んでましたが、こうしてまた撮りに行けるようになってみると身体が保たず時間もなく、他の人の写真を見せてもらいに回るのも以前に比べれば少なくなってしまいましたが、また時間を見つけてコメント書かせてもらおうと思います(^^ゞ

    2012年07月23日09時15分

    Marshall

    Marshall

    takuro.nさん、ありがとうございます。 色々忙しいみたいですが、体調に気を付けてマイペースで頑張ってください。 あくまでも趣味の一環ですので私も仕事と両立はなかなか難しいものがあります。 仕事に差し支えない程度に頑張ります。 まだ1~2回しか撮ってませんが他人の撮った画像を参考にしながら後処理を勉強中ですが、おっしゃる通り渋いガス雲の表現の出し方、色合い等、何もかも難しく悩んでます。 撮影時間はどれくらいがいいのか?、枚数をもっと増やさないとダメなのか?ISO感度は?・・・自分なりに今後の課題としながら取り組んでいきたいと思います。 それ以前に赤道儀の扱い方(笑) 私も体調不順で明日から人間ドックに入ってきます。もう、歳なんだなあ? 今後も御指導宜しくお願いしますm(__)m

    2012年07月23日10時54分

    yoshimpc

    yoshimpc

    こんにちは。 先日のものより少し彩度を落とされたのですね。縮小画像でもより 自然に見えますね。全体的に粉砂糖をまぶしたかのようなシャープな星像 がすごいですね。  こちらはひたすら曇天で全く星が見えない状態でした。梅雨明けといえどもまだまだですね。。

    2012年07月23日18時16分

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    takuro.n

    Marshallさん、天体写真趣味は生活が夜型になってしまうのが辛いところですね(^_^;) 私も自律神経失調といわれて久しいですが、やり出すとがんばってしまうのがついに歳には勝てずに限度を超えてしまいました(^_^;) やはり身体が第一ですので、仕事等支障を来さないよう気をつけて下さい(^_^;) Marshallさんの場合は何時間もかけて移動しないでも美しい星空が手に入るのは羨ましい限り(^_^;) 先日久しぶりに2夜連続出撃して睡眠3時間でトータル11時間以上運転したときは、さすがに最後は目の焦点も合わず、こりゃまた早々に倒れるかなと思いました(>_<) でもそうやって空の綺麗なところに行くのが露出時間にも関係してくるんです。 天体写真の露出で考えることは大きく三つ、対象によってどのくらい淡い部分まで写し出したいか、ノイズ対策、そして空が綺麗なバックグラウンドが暗いところではより長い露出に、逆に光害などでバックグラウンドが明るいところでは高感度や長時間を使いすぎると全体にフレアがかったように白っぽくなってしまい、結局淡い部分が埋もれてしまうので短めの露出にと、この3点のバランスを考えながら決めるわけです。 細かく言えば収差対策に絞りを絞るとか、大事にする対象によっても変わり、撮影の最初にはその日その場所の空の具合を知るためにも試し撮りでヒストグラムを確認するわけですが、出来るだけ同じところに通っていればその試行錯誤も少なくて済むわけですね(^^ゞ 実際にはこれ以外にもガイド撮影なら自分の機材でどのくらいまでなら確実にガイド出来るかという制約や、後処理でどれだけSN比を良くできるかなど、常にトータルでの判断が求められ、どれが正しいとか言えるものでもなく、まさに人それぞれな部分でしょうか。 逆に色味はあまり弄る余地はないと思います。 宇宙の色味は人間の目には見えませんので、現在のデジタルがRGB3色の輝度を混合することでもっと明るければ人間に見えるはずの色を出してくれていると信じるしかなく、だとすれば何か意図がない限りあまり変えるべきではないと思うわけです。 淡い天体の色味を出来るだけデジタルが正しく出してくれるようにするには本来そこに写っているはずのない色を出来る限り排除していくのが最も正攻法ではないでしょうか。 センサー由来の色ノイズやアンプノイズだけでなく、光害による色カブリや光学系による色収差等含めあらゆるノイズを排除し、その上で本来ナチュラルであるはずのバックグラウンドの色をナチュラルにカラーバランス調整したとき、デジタルカメラは天体の色を浮かび上がらせてくれる、そしてそこまでやっておけばSN比も良くなっていてコントラスト調整など簡単な作業でより淡い部分まであぶり出すことが出来ると思ってやってます。 何でもそうですが天体写真でもやはり基本が大事と思うのはこういうことで、例えばハロを出さないようなピントとか、加算平均合成とか、カブリ補正とか、そんな基本部分ばかり私が書くのは上のような思いがあるからです。 限界の低い元画像からでは私もどうすることも出来ません。 逆に丁寧に撮られた元画像からならすごい処理技術など無くても自然に素晴らしい写真が出来上がります。 まず最初は露出を試行錯誤しながらピントを丁寧に撮り、1対象につき4枚を加算平均コンポジットすることを目標にされてはどうでしょうか(^^ゞ

    2012年07月23日20時32分

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    takuro.n

    yoshi-tamさん、ありがとうございます(^^ゞ 今回はより広角で撮ったので、これ以上強調すると下辺あたりがますます汚くなってしまうのも嫌だったわけですが、逆に見た感じに近いのはやはりこちらでしょうか(^^ゞ 天体写真でもピントは基本の一つですし、特にカメラレンズの場合ハロが出やすいので気を使い、その上今まで基本にしていた絞りF4でも全てのレンズで周辺像の悪化は認められましたので、今回はF5.6にし、最後に歪曲収差補正を使って残っている周辺星像の伸びを抑えましたので、星像に関しては相当良いものになっていると自分でも思っていて、そこを評価してもらえるとうれしいです(^。^) おかげでハロを低減させるような処理もシャープ系の処理も何一つかけてませんが、これは今までそうしたいと思いながらもなかなか完全には出来なかったことで、F5.6にしてみたのは間違ってなかったと、またこれからよりクオリティの高い写真を目指す上で光が見えた気がしてます(^^ゞ しかしそうやってせっかくモチベーションが上がっていてもまたすぐには撮りに行けないのはこちらも同じで、ほんとにまだまだ天気が安定してくれませんね(>_<) 何かの気象統計でやってましたが、昨今の温暖化が原因かどうかそれにつれて日本での晴天率は年々悪くなってきてるそうです。 全くままならない趣味を選んでしまったもんですが、好きなものは仕方ないですね(^_^;)

    2012年07月23日20時44分

    センベイ

    センベイ

    さすが改造カメラ、赤い星雲の色が良く出ていますね。 コンポジットなら、DeepSkyStackerを使いMedianモードなどにすると移動体は消えてくれますね。大火球さえ消えてしまいました(^^; 梅雨明けしても雲の多い空、フラストレーションがたまります。夏山で撮りたいですね~

    2012年07月23日23時49分

    イナネン

    イナネン

    夏の空ってこんなにも沢山の星があるんですね。 星空といえば(七夕を除き)冬のものと勝手に思ってました。お恥ずかしい。という事で私も星撮りに出かけようかな。

    2012年07月24日00時09分

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    takuro.n

    センベイさん、ありがとうございます(^^ゞ 今回はあまりにカブリが酷く、あまり赤を出すと地平線部分がより汚くなってしまいましたのでちょっと抑え気味にはしてみました(^_^;) それもあって普段通り天体写真として強い処理はせず、あえて高度による大気減光なども分かるような写真にする上で飛行機も残してみる気に(^◇^;) median系のフィルターは天体写真用のソフトならたいてい実装されており、日本のソフトならStellaImageでは範囲外の値を除外などという名目になってますが、海外のソフトではまんまmedianであったりSigmaClipと呼ばれていることもあります。 またその効き目は有料ソフトの方がきめ細かく調整出来るようになってることが多いですが、それ以上にコンポジット枚数に左右されます。 そのへんも考慮して私もオリオンあたりなど撮ったときはほぼ消えるぎりぎりくらいをかけますが、今回はより地平線あたりの汚さを出すためといいましょうか(^◇^;) それにしてもほんとに今年は天気に恵まれませんね~(^_^;) これだけ不安定だと高いところほど笠雲でやられることも多く、それも行って見なければ分からないことなので遠征派としてはほんとにフラストレーション溜まります(^_^;)

    2012年07月24日01時45分

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    takuro.n

    イナネンさん、ありがとうございます(^^ゞ 確かに冬の方が明るい星がたくさんあって星だけ見れば華やかなんですが、天の河は夏のこの方角が銀河系の中心方向にも当たって一番濃く見えるんです(^^ゞ だから固定撮影で天の河を写そうと思うと、冬より夏の方が簡単なんですよ(^。^) ただ、季節的にこのあたりを一番ゆっくり時間をかけて撮れるのが日本では梅雨に当たるので、うまく機会を捉えるのがなかなか大変です(^_^;) 最近ではデジタルの高感度ノイズ耐性も良くなってきて、そういう写真を撮られる方も多くなってきました。 うまく綺麗に晴れた日に出来るだけ光害地から離れた空の綺麗な所でより透明度の高い標高の高いところに行けば、それだけでも素晴らしい天の河の姿を目にすることが出来ますし、そのくらいのところなら明るいレンズを使えば例えばISO1600の30秒露出くらいでも十分天の河を写すことが出来ます。 機会があれば是非試してみてください(^^ゞ

    2012年07月24日01時53分

    此花

    此花

    さすがのフラット感ですね^^ 広角~標準での天の川は行くたびに撮ってはいるのですがうまく光害カブリを補正できずにフォルダに…orz さらに無改造での撮影なので赤いところもでず… 今月はもう曇りみたいなので結構諦めムードになってます。

    2012年07月24日19時07分

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    takuro.n

    此花さん、ありがとうございます(^^ゞ でもさすがに今回は普段に比べれば6~7割という感じ、無理矢理やれば8割くらいにはなっても、それでは犠牲が大きすぎる元画像だったので、逆にあまり強調しない方向で処理せざるを得ませんでした(^_^;) 広角域での撮影、特に画角全体にいろんな造形や色味が拡がっているような写野だとカブリ補正は至難の業ですね(^_^;) そのためにこそ光害の出来るだけ少ない、カブリが複雑にならない空の綺麗な所まで遠征して撮るわけですが、でもこの広角での撮影こそ星が好きで撮る第一歩、基本中の基本ともいえるわけで、これで綺麗にカブリ補正出来るようになればあとはどんな対象を撮っても大丈夫です(^^ゞ 大事な点は規則性を信じることと、逆に知識と感を磨くことでしょうか。 私は広角のカメラレンズではいまだフラットが出来ないので、全てStellaImageでやってますが、まずは周辺減光補正を中途半端にならないよう正確にかけます。 以前はこの周辺減光補正は現像時のレンズ補正でやっていたこともあるんですが、どうもソフトの持っているレンズのプロファイルが信じられなくなってきました。 一本のレンズでもズーム域や絞り域までほんとに正確に反映されているとは思えなくなってきたわけですね。 そこで今ではもう周辺減光補正からStellaImageのカブリ補正で細かく調整して補正してます。 次にカブリ補正ですが、これは撮影時の光害が来ていたはずの方向を丁寧に思い出し、カブリの傾斜方向をそれに合わせるように細かく動かしていくとよほど複数方向からでない限り必ず綺麗に傾斜の出る方向があります。 まずはこれを信用してRGB別に補正していきます。 そのあと残った色カブリのない輝度カブリを補正してしまうわけですが、この状態でも強調すると必ず何かのカブリは残っているもので、これを判断するのはその写野を出来るだけ多くの写真で見ておくことと、そこにそのような色味がある可能性があるかどうか判断する感です。 そしてそこを感に従って補正していってみると、間違っている場合は必ずどこかに反動が現れ、画像として破綻してしまいます。 そういうことを繰り返して感を磨くわけですが、恐ろしく時間のかかるのも確かで、私もいまだにカブリ補正には一番時間がかかってます(^_^;) ちなみにこの写真でもおそらく8回くらいはやり直してると思います_| ̄|○ 強調作業に入ってから気が付いた間違いをそこから直すのは規則性が無くて正しい処理ではなくなってしまうと思うんですよね(^_^;) でもフラット含めこの部分こそ後処理の中で最も高い技術の求められるところですので、フォルダに眠っている画像を練習台に、撮りに行けない時間を有効に活用してください(^^ゞ

    2012年07月24日20時41分

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    takuro.n

    黒おじさんさん、ありがとうございます(^^ゞ 私は天体写真や星野写真など星だけの写真がメインで、地上風景も入れた星景写真はあまりやりませんので参考になりますかどうか(^_^;) 星景写真ならまず先に前景になる風景を選んで撮影地探しをすることが多いと思いますし、その風景がちゃんと写るくらいの明るさは必要かと思います。 知っている星景写真のプロは月が全く無くては撮れないといって、自分が写したい風景を月がどの角度からどのくらいの明るさで照らしてくれている時に撮るかまで気にしてます。 それに対して星だけを撮りたい場合は光害や月明かりは大敵で、それこそ手元足元も見えないくらい暗いところで撮りたいわけですね(^◇^;) このように同じ星の写った写真といっても天体写真と星景写真では考え方や方向性が正反対の部分さえあるわけで、私の書いていることや撮影データがどの程度参考になるかは分かりませんが、なにがしかでもお役に立てば(^^ゞ

    2012年08月08日17時01分

    Em7

    Em7

    しかしいくら高感度に強いカメラを購入したとしても・・・・ 8分露出はやはり改造機でないと難しいですかね~。 冬の寒い時なんかでも、やはり改造機でないとセンサーって6分とかのSSって 熱持って、ノイズ出たりするんですか??

    2012年08月11日14時11分

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    takuro.n

    Em7さん、その高感度に強いという意味は、基本的にノイズが出にくいということを指してます(^○^) 勿論高感度長時間露出をすればすごいノイズが乗ってきますが、それでも他と比べて少なめのものを高感度に強いと評価するわけですね(^^ゞ そして、現状ではどんなに高感度に強いカメラでもノイズは出ますので、ガイド撮影までする場合は同じ写野を同じ設定で何枚も連続撮影して、それをコンポジットすることでノイズを低減させます。 この処理が天体写真独特の部分といえます。 勿論冷却改造機であればその度合いも桁違いに良くなりますが、コンポジット枚数を増やすことでノイズは相当レベルまで低減出来ますので、天体写真をやっている人の中でも普通のカメラや赤外カットフィルターを換装しただけのカメラを使っている人がほとんどです(^^ゞ

    2012年08月11日22時47分

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