TENtenko
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札所三十三番 延命山 菊水寺には、子返しを戒める額が奉納されています。秩父聖人といわれた井上如常の奉納したものだそうです。生活苦から、生まれた嬰児の口をふさいでいわゆる「子返し」をしている絵で、非道な行為だと激しく責めています。人としての正道をさとしたこの大絵馬は、あの時代において生命・人権の尊重、親子の情愛の大切さを示したと評価されているそうです。
ginkosanさん、ありがとうございます。 おぞましくもまがまがしいものをお見せしてすみません。貧しい時代においては、日本のどこにでもあった歴史上の事実なのでしょう。これも信仰の一つの形なのでしょう。 此のをんなかほはやさしげなれど、わが子をさへころすからは、ましてたにんの子を、ころすことハなにともおもふまい、さすれハおにのやうなこころにてかほつきに?あいぬ、ごうよくなをんななり、このやうなをんなのおつとハ、さぞかし……云々 と読めます。 左上には、こがえしする人のこころのすがた としておなじポーズの鬼女の絵があります。 秩父の変わったものをと思いアップしました。慈母観音あれば、このような戒めの絵馬もあるのが、秩父の歴史の現実なのでしょうか。いずれ、引っ込めようかと。
2012年06月24日01時04分
TENtenko様、詳しくありがとうございます。 内容はネットか本で読んだ事があります。 それをモチーフにした絵と言う訳ですか。 なるほどです。
2012年06月24日21時03分
inkosanさん、ありがとうございます。 私もネットで調べました。 菊水寺のものがオリジナルではなかったのですね。 子返しの絵図は、他にも埼玉・狭山市柏原の白鬚神社、千葉・柏市柳田の弘誓院、茨城・利根町布川の徳満寺他にあるそうですね。いずれも製作年代と作者は不明で江戸時代末期の作と考えられているそうです。 各地の子返しの図案も1862年に描かれた浮世絵、歌川国明の子返しの図の図案にそっくりです。子返しを戒めるために無償で配布されたそうですから、それを持ち帰り伝えたものかもしれませんね。歌川国明の図案がオリジナルか、どこかの子返しの絵図を参考に国明が描きそれが各地に広まったのか、もうわかりません。 菊水寺の絵馬に書かれた文言も、「子孫繁昌手引草」という原本があるようです。 当時、子返しがいかに多く行われていたのかがわかります。
2012年06月25日22時56分
ginkosan@静養中
ちょっと内容がよく読めないのですが、 非常に禍々しい気が致します。 このような絵を絵馬にするのですか。 そこには興味を惹かれました。
2012年06月23日23時07分