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運転手が怒りながら、まっすぐ車の方へ向かう、私に手招きしながら。 反対側では検問の軍人が私に向かって何やら怒鳴っていた。 車に乗るとすぐに、運転手はエンジンをかけ、ジェンネに向けて急発進。 あれ、ガイドは? 暫くすると運転手が電話をこちらに寄こす。 電話口からガイドは言った。 『僕は心配ない。君の目的はマリのモスクの写真をたくさん撮ることだろ?』 なんちゅう所だ。 私は、美しいモスクを見にこの国まで来た観光客に過ぎないのに。