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オリオン座

オリオン座

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    B

    先日上げたおうし座のレムナントを撮ったときは、その写真のキャプションに書いたように望遠鏡はそれにかかりっきりでしたので、カメラレンズだけでもとにもかくにもオリオン座をと、久しぶりに50ミリレンズで全景を撮ってきました(^^ゞ 同じ画角は以前にも同じカメラとレンズで撮ったものを上げましたが、 http://photohito.com/photo/351280/ 今回は処理ソフトや手順が違い、より淡い星雲の描写を重視して仕上げてみました。 そのために明るいオリオンの大星雲は完全に飛んでしまいま

    コメント17件

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    takuro.n

    したが、赤い散光星雲だけでなく、青白い反射星雲や黄土色っぽく見える暗黒星雲部分もだいぶ浮かび上がり、よりカラフルになったと思いますがどうでしょうか。 こうして見るとオリオン座はまさに散光星雲だらけというのがよく分かり、頭の部分のエンジェルフィッシュ星雲や大きなCの字型のバーナードループ、ちょっと前に上げた馬頭星雲やオリオンの大星雲など輝線星雲と呼ばれる赤い散光星雲や、右下一番明るいリゲルの右に青白く浮かんでいる魔女の横顔星雲などの反射星雲あたりは結構メジャーで知る人撮る人も多い星雲ですが、それ以外にもリゲルの上、大星雲の右あたりにもぼんやり淡い反射星雲が広がっていたり、リゲルそのものも淡い星雲に取り巻かれているようですし、三ツ星の左上、バーナードループのすぐ内側にはウルトラマンの星のあるM78星雲があり、エンジェルフィッシュの口のすぐ右下にも何か小さく青白い反射星雲、そして三ツ星の間にも淡く小さい輝線星雲や反射星雲が幾つも浮かび、まだまだいろんな焦点距離で切り撮ってみたい興味の尽きない場所です(^^ゞ 今回の新月期はもう天気も微妙な感じですが、さてこの冬の間にあとどれだけオリオン周辺が撮れるでしょうか(^_^;) スカイメモに冷却改造50DとSIGMA50ミリF1.4を載せ、絞りF4のISO1600で2011/11/21の23時31分から撮った5分露出8枚を、RAP2、CameraRaw6、StellaImage6、PhotoshopCS5と通して仕上げ。

    2011年11月27日17時07分

    此花

    此花

    オリオン座はいつも賑やかですね^^ 本当に星雲だけで埋めていそうな感じですね。 エンゼルフィッシュもこう撮るとちゃんと魚の形してますね^^

    2011年11月27日19時36分

    todohLX

    todohLX

    淡い星雲まで、描写させると、 こんなになってるんですね。 にわかには、信じ難い感じです。 同時に宇宙の神秘もすごく感じます。

    2011年11月27日23時50分

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    takuro.n

    此花さん、ありがとうございます(^^ゞ ほんとにこれだけ個性的な星雲に取り巻かれている星座も他にはありません(^。^) 勿論これらを個々に撮ろうとなると難易度は一気に上がってしまい、こうして広角気味に撮ることで光が凝縮して写りやすくなるのでこんなにいっぱい明るい星雲から淡い星雲まで写るわけなんですが(^◇^;) たとえばエンジェルフィッシュだけを100ミリくらいのレンズで撮って最低このくらい浮かび上がらせようとすると、露出時間もはるかにかかりますしその分カブリの影響なども強くなり、一気に難しい対象になってしまうわけです(^_^;) そう考えるとこの場所だけでも一つ一つを撮っていけば2~3晩の晴れ間で撮りきれるものでなく、またカメラの進歩や処理技術の習得によってもあぶり出せる度合いも違ってきますので、それこそ一生楽しめるところですね(^^ゞ

    2011年11月28日01時14分

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    takuro.n

    todohLXさん、ありがとうございます(^^ゞ 固定撮影でも割合簡単に写るオリオン座ですし、逆に最近では大星雲など赤道儀やアストロトレーサーでもよく撮られますが、ではそういう星雲がどれだけオリオン座にあるかとなると、そういう写真はあまりないので見慣れない姿でしょうね(^_^;) それに今回はそれにこだわりすぎて、1枚の写真としてはちょっとやりすぎたかなという感もあります(^◇^;) しかし、本来そこにないものを付け加えたりしているわけではなく、実際ここはガス雲が多く、その中で新しい星もまだまだ誕生しようとしているとても活動的な場所でもあるわけです。 私自身今までここでも他の方へのコメントでもオリオン座にはまだまだ撮りたいものがたくさんあると書いてきたわけですが、todohLXさんも書かれているように一般的にはオリオン座を撮って大星雲を撮って馬頭星雲を撮って、さて他に何を撮るのかといった感じだったかもしれず、それを実際こうやって見てもらって、焦点距離や切り撮り方によってまだまだ美しい場所がいっぱいあるというのを実感してもらえると幸いです(^^ゞ

    2011年11月28日01時31分

    PQ

    PQ

    おぉ、すごい~! バーナードループとエンゼルフィッシュ撮りたいなぁ!って思ってましたが、オリオン全景で撮るのもかっこいいですね♪

    2011年11月28日11時17分

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    takuro.n

    PQさん、ありがとうございます(^^ゞ これだけ赤が写るのはやはりIR改造のおかげですし、全天でもこれだけ散光星雲が集まっている、しかも赤い輝線星雲だけでなく青白い反射星雲までたっぷりあって色味も豊かなところとしては随一のところですので、この時期是非撮らないと(^○^) 私はこれをやるときはいつもリゲル右の魔女の横顔星雲まで意識しすぎて、オリオン座が左に寄ってしまうんですが(^_^;) それと、散光星雲は輝点ではなく淡いガスなので、長焦点で撮るほど拡散して露出時間も長くなります。 特にエンジェルフィッシュは単体で撮ってみるとその淡さと露出時間のかかることに驚くと思います。 画角をはっきりさせるためにも、まずはこうやって全景を撮ってみるのがお勧めです(^^ゞ

    2011年11月28日13時30分

    ムッシー

    ムッシー

    オリオン座周辺ってこんな沢山の星雲があるんですね~全く知りませんでした(汗) すごすぎて溜め息しか出ません…いつかこんな写真が撮ってみたいです 道のりは長そうですが

    2011年11月29日17時34分

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    takuro.n

    mc64さん、ありがとうございます(^^ゞ 普通はこんなふうな写りの写真はあまり見ないと思います(^_^;) それに私もこれはちょっとやりすぎたかなと(^◇^;) でも、コンポジット枚数を増やせば実はもっともっと浮かび上がってくるんですよ(^◇^;) 散光星雲専用のHαフィルターというのを使って撮ると、モノクロながらオリオン座全面にガス雲が漂っているのが分かります(^^ゞ さすがにそれでは相当天文に詳しい方でないとどこを撮ったかも分からなくなってしまいますので、一応ここではIR改造デジ1さえあればあとは赤道儀で時間をかけて枚数稼ぎさえすれば写せる範囲ということで(^_^;) しかし、最近の天体用改造機はますますCANONに収斂されつつあり、新しいカメラほど中身がぎっしり詰まって自分で改造ということも難しくなってきているようですので、こういう星雲を撮ろうと思うとマウントから考えないと難しいかもしれません(^_^;)

    2011年11月29日18時40分

    Em7

    Em7

    エンゼルフィッシュ?の部分ですが、 顔を左側に90°傾けてみると、グレー・・・なんとかって宇宙人みたいに見えます。(@_@) takuroさんが書いている、50㎜とかって、天体望遠鏡の焦点距離?ですよね? ド素人の質問で。。。。申し訳ございません。(・・;)

    2011年11月29日19時18分

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    takuro.n

    Em7さん、確かに! コメント読んで自分の顔を左側にってどっち向きのことかなと思いながらどちらにも倒してみると・・・ 画面の右側が下になるように見ると確かになんか見慣れた宇宙人に見えますね~(‥;) エンジェルフィッシュの目が口に、背びれと尾びれの隙間が目に(‥;) 今までエンジェルフィッシュなんてなかなかかわいい名前の星雲と思ってましたが、急に不気味に(^◇^;) それに左側を下にしてみると今度はナウシカの巨神兵の頭の部分にも(^◇^;) 天文をやってる人は見たり撮ったりする前に愛称を聞いてしまいますので、それが先入観となってあまり疑いもせずにそのように見てしまいますが、こうして見ると普段星を見ない方の方が楽しみがあるかもですね(^◇^;) ちなみに50ミリというのは、普通にカメラの50ミリレンズです(^^ゞ 35ミリフルサイズだと標準レンズといわれるやつ(^_^;) 眼視での観望や、月や惑星のようにより細かいところまで解像が必要な撮影では望遠鏡の口径が大事なんですが、このように淡い星雲撮影の場合は口径よりもF値が重要だったりもしますので、私のキャプションの中ではたいてい口径よりも焦点距離とF値がよく出てくると思います。 そして、望遠鏡を使うのはだいたい300ミリ以上の焦点距離の場合で、それ以下、200ミリとかそれより短い焦点距離の場合はすべて普通に売っているカメラレンズを使ってます(^^ゞ

    2011年11月30日03時59分

    ウェザー・リポート

    ウェザー・リポート

    いつも感動しながら拝見しています。 私の拙い写真にコメントありがとうございました! すごく勉強になりました。星空の写真の写真はほとんど経験が無かったんですが、チャレンジしてみる気持ちがわいてきました。 こんなにすごい写真を撮るのは無理にしても、せめて天の川くらいはきれいに撮れるようになりたいです。 これからも、勉強させていただきます。

    2011年12月01日12時00分

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    takuro.n

    Kircheiessさん、ありがとうございます(^^ゞ これから星の綺麗な季節ですし、ちょうどオリオン周辺の華やかな星座達が昇ってくるところでもありますので、撮りたいとなったときに対象に事欠かないいい季節です(^。^) しかし逆に、冬の天の河は夏の天の河に比べて半分以下の感じに淡く、綺麗に撮ろうと思うとやはり空の綺麗な所まで出かけなければなりません。 それは往々にしてある程度標高のある山の上で、今度は寒さ対策が問題になってきます(^_^;) タイヤをスタッドレスに履き替えるのは勿論、私は現地ではダウンの上下にダウンシューズ、それ以外にも寒さを感じるのは身体の末端なのでイヤーマフやホッカイロ等々、ダルマのようになって撮ってます(^◇^;) しかしそこさえクリアすれば、Kircheiessさんの機材なら固定撮影でも十分天の河が写し止められると思います(^^ゞ 凍てつく寒さに透き通った空気の中に見る冬の星座達はそこで見たものにしか分からない美しさがあり、撮れなくともそれだけでも十分価値があると個人的には思います。 機会があれば是非チャレンジしてみて下さい(^^ゞ

    2011年12月01日19時26分

    ウェザー・リポート

    ウェザー・リポート

    takuro.nさん ありがとうございす。最近天気が良くないのですが、晴れの夜が待ち遠しくなりました!

    2011年12月02日07時31分

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    takuro.n

    Kircheiessさん、(^。^)

    2011年12月02日21時21分

    uni clone

    uni clone

    はじめまして!こんばんは。 とても有益な情報を有難うございます!! 天体写真を見てこれだと思い、 挑戦したいと思っています。 まさに、このような写真が撮ってみたいんです・・・ これからも参考、ご教授いただきたいので ファン登録させてください。 よろしくお願いします!

    2012年02月01日21時04分

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    takuro.n

    uni cloneさん、はじめまして(^^ゞ 書き込んだ情報は天文ガイドという専門誌の2011年12月号に載っていたもので、長焦点で星雲を狙うほどでもない、天文オタクでない人が広角レンズで気軽に星野撮影出来る性能で、値段を安く、実売3万以下を目指すとのこと。 出すのはサイトロンジャパン、趣味人という天文ショップも経営している会社で、この2月のCP+というカメラショーに出展予定とありますし、紙面には手のひらサイズの製品写真も載ってますので、これはちょっと期待してもいいんではないでしょうか(^。^) しかし、私の写真は普通どのデジ1のセンサー前にも付いている汎用的な赤外カットフィルターを天体用に換装改造してあるものですので、赤い星雲の写りがより強くなっており、これを期待されるとちょっとがっかりするかもしれません(^_^;) 勿論星そのものはこのくらい十分に撮れますので、まずは広角で星野や天の河、そしてこの赤道儀には日周運動を追うスピードを半分にする星景モードも付いているらしいので、それを活かした星景写真等、色々楽しめると思います(^^ゞ それではこちらこそ、またよろしくお願いします(^^ゞ

    2012年02月01日22時35分

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