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誰かを守るために 似たような誰かを犠牲にして そうして成り立つ世界なら、僕はきっと犠牲者の方だ。 だけど僕と同じ傷を負う誰かを見るくらいなら この痛みを少しも感じられない僕であるくらいなら いっそこのままで良かったのだと そう思う僕の心を 誰かが「綺麗事だ」と嘲笑うだろうか。 そう思う僕の声を 誰かが「不幸自慢だ」と蔑むだろうか。 それでも それでも。