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太原(タイユェン)市内を流れる汾河沿いを走っている時に、川の中州に大きな龍の像が目に飛び込んできました。 移動中の撮影でボケボケで分かりづらいですが、長さ126m、頭の高さは16m、体の幅は最大の場所で20m、直径2.7mもある巨大な龍の形をした龙灯(龍灯)です。 実はここ太原は古くから別称として「龍城」と呼ばれ、「龍の都」と言われているそうです。 そのモニュメントとして、街を育んできた汾河の中州に設置されているのでした。
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ここで太原市の歴史について簡単に説明しておきます。 太原市は山西省の省都で、2500年以上の歴史を持つ古都です。 その歴史をざっくりまとめると以下のようです… ◆古代〜中世 ✓春秋戦国時代:太原は「晋陽」と呼ばれ、晋国の重要な都市でした。趙氏が紀元前497年に町を築いたとされます。 ✓秦〜漢代:太原郡や晋陽県として行政区画に組み込まれ、黄河文明の中心地の一つとして栄えました。 ✓唐代:唐王朝の発祥地ともされ、晋陽城は拡張され「北都」「北京」と呼ばれることもありました。 ✓五代十国〜宋代:後唐・後晋など複数の王朝が太原を重視し、一時は王都にもなりました。 ◆近代〜現代 ✓清代以降:太原府として行政の中心地に。中華民国期には太原市として都市化が進みました。 ✓現代:石炭産業を中心に経済発展しつつも、晋祠などの文化遺産を守りながら伝統と現代が融合する都市へと成長しています。
2025年12月20日08時44分