万博閉幕後の地方巡業、ラス前の8ヵ所目は兵庫県／ひょうごはじまり館。エントランスを入ると、吹き抜けの宙にたくさんの帆掛け船が浮かんでいました。元々は安藤忠雄氏設計の県立美術館をめざすはずだったのですが、県としてはそこより7kmほど西方にある、古くは“大輪田泊(おおわだのとまり)”、中世以降は“兵庫津(ひょうごのつ)”と呼ばれてきた「県庁創立の地」へ万博愛好者を呼び込み、県の成り立ちや豊かな歴史をもっと知ってもらいたかったのでしょうね。

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