二ゲルおじさん
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ご覧頂き有難うございます<(_ _)> 昨日投稿の同じ場所には野牡丹も咲いてました(=^・^=)f2での撮影です<(_ _)> キヤノン起死回生の一手1971年発売キヤノンF-1のプロジェクチームトリーダー伊藤宏さん 戦後直ぐにキヤノンカメラ(*現キヤノン)入社 当時はレンズ部門 戦前より日本光学よりレンズ供給を受けていたキヤノン 自社開発第一号レンズは1949年Serenar50㎜F1.9 しかしです ユーザーから「フレアが多すぎるぞ╰(‵□′)╯」との大ブーイング(⊙_⊙;)以下説明文に続く
二ゲルおじさん
本文続き この改良レンズは1951年Serenar50㎜F1.8Ⅰ 不思議なことに このレンズの1群(*ロット群)に設計値を上回るフレア(*コマ収差より発生)の少ないレンズ群発見 このレンズ群を精密に調査 4群6枚Wガウス この構成するレンズの1枚が設計値と違っていたそうです 伊藤宏さんはこの設計との違いが コマ収差減少させる根本原因と断定 粘り強い研究でその原因を論理的に突き止められ これ以後のキヤノンレンズに生かさせれています<(_ _)> 当時最高峰50㎜レンズはライカ「ズミクロンF2初期型」中心解像度は280本/1㎜o((⊙﹏⊙))o.しかしです 開放でのフレアが多かったそうです Serenar50㎜F1.8Ⅰは中心解像度はズミクロンには及びませんでしたが フレアの少なさはズミクロンを上回っていたそうですよ(=^・^=) コマ収差とはザイデル5収差の一つで 「点が点に写らなく彗星が尾を引いたように写る現象」 昔々東大小穴教授はこのコマ収差を「光のはみだし」と表現されていました<(_ _)>この光のはみだしがレンズ内で悪さをし 乱反射を起こし写りを悪化させるんです(__) 1980年伊藤宏さんはこのコマ収差減少に関する研究で紫綬褒章受章されています<(_ _)> ◎おまけ(=^・^=) キヤノンは1960年からカメラやレンズに記号を付けています<(_ _)> 今回使用のFD50㎜F1.4はレンズ裏側マウント部黒い部分にM310との記載があります<(_ _)>最初のMは製造年 1960年アルファベットAから始まりますのでMは1972年 次の3は月 よってこのレンズは1972年3月製造 この3の後の2桁10はロットNOだと思います<(_ _)> 手持ちキヤノンAV-1のフィルムパトローネ室(*35㎜フィルム装着場所)W0125Kの刻印が有ります<(_ _)>このカメラは1982年1月製造 製造工場は最後尾K=大分県杵築工場(=^・^=) O=大分工場 U=宇都宮工場 F=福島工場 T=台湾工場 S=滋賀県長浜工場
2025年11月29日02時24分