銀川市街の西南の端、賀蘭山の東麓に広がる西夏王陵にやってきました。「西夏王陵国家重点风景名胜区」と書いてあるように日本で言うところの国立公園に相当します。この2006年当時はあくまでも中国における国家レベルの自然・文化景観保護区域でしたが、実は今年2025年7月に中国としては60番目のユネスコ世界文化遺産に「西夏王陵」として登録されました！詳しくはコメント欄にて…

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西夏王陵とは銀川市の西南の郊外に位置する、西夏王朝(1038年～1227年)の皇帝たちの陵墓群です。「東の秦始皇陵、西の西夏王陵」と称されるほど壮大で、歴史的・文化的価値の高い遺跡だそうです。西夏王朝とはタングート族（党項族）によって建国された王朝で、宋・遼・金と並び中国北西部で勢力を誇った王朝です。 1227年、モンゴル帝国（チンギス・ハン）によって滅ぼされ、モンゴル軍の侵攻やその後の風化により、多くの陵墓は損傷を受けているそうですが、本格的な発掘は戦後であり、手つかずの貴重な資料が多く発掘されているそうです。ちなみに、タングート族(Tangut 党項族)とは、 7世紀～ 13世紀ごろに中国西南部の四川省北部、青海省などに存在したチベット=ビルマ系民族だそうです。

2025年11月12日06時46分

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