hm777
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今回の25cm反射のM42作例で使用したAC2+AC2の自作レデューサー。ケンコーEOSマウントにケンコークローズアップレンズAC2 φ49mmを2つ組み込んだ物で、2インチ差込みで望遠鏡の焦点距離が0.8Xに短縮されます。 13cm反射の作例で使った物はTリング金具を外した所にAC2を2つ繋げてねじ込んだ物で0.76Xになり、そのままでは望遠鏡の2インチ部に少しきつくて入らないので、外周部を少し削って入るようにしました。下のコメントに続きます。
続き 新しくSkyWatcher13cmF5で使っているものはもっと簡単に作れます。Tリング部金具を外した所にφ49mmのAC2がそのままねじ込めるので2つ繋いでねじ込むだけで作れます。ビクセンの通常の2インチアダプター差し込みの場合はそのままでも入る場合がありますが、13cmの2インチ差し込み部はやや狭くそのままではきつくて入らないのでAC2を2つ繋いだ所の外周を少し削って入るように加工が必要です。上のコメントで紹介したAC2を2つ接続した物は0.8Xですが、こちらの物はAC2のレンズ位置が少し変わるのでより短縮された0.76Xになり13cmの650mmが494mmF3.8まで短縮されると共に周辺像も少し良くなります。 メイン鏡筒の40cm2310mmF5.8用にはクローズアップレンズAC3とAC4を各1つ使ったレデューサーも自作してテスト撮影しました。こちらもケンコーのEOSマウントからTリング接続部を外した所にΦ49mmクローズアップレンズをねじ込むだけで作れます。そのままでは2インチ差し込み部が短いので、レンズを外した空のフィルター枠を延長用に繋いで使っています。AC3のレデューサーでは0.83Xの1925mmでASI2600MCの周辺まで星像良好、AC4のレデューサーでは0.79Xの1821mm、AC2+AC2のレデューサーでは0.80Xの1858mmで、AC4単独よりもAC2+AC2の方がやや星像が良い結果となりました。以前はタカハシMT200用レデューサーを使い1866mmでしたが周辺のコマ収差が酷く今回作った3種類の自作レデューサーの方が性能が良いので現在は使っていません。40cmでもAC2+AC2レデューサーをメインで使っています。先日新たにKenkoのTリングEFマウントを注文しようとしたら製造中止で在庫切れになっていました。今後は他社製のEFマウントで側方の3ヶ所のネジ止めのある物でAC2を固定するかエポキシ接着剤で固定する等、対応が必要になりそうです。
2025年12月05日11時21分
hm777
自作は簡単でケンコーEOSマウントからTリング接続部を外して、そこにAC2レンズをねじ込みます。もうひとつのAC2レンズはまず上側の止め金リングを緩めてレンズを外し、AC2をセットしたEOSマウントの上側のカメラ側にはめます。この時のレンズの向きは凸レンズが下向き(望遠鏡側)にセットし、マウント径に対してレンズ径が小さく隙間があるので厚紙のスペーサーを適度に入れて隙間をなくし、上からAC2から外した止め金リングを締めてレンズを固定します。最初にEOSマウントTリング部にねじ込んだAC2のマウントからはみ出した部分を2インチ差し込みで接続しますが、少し短いので2つ目のAC2からレンズを外したフィルター枠を繋いで2インチ差し込み部を長くして自作レデューサーの完成です。0.8Xになります。右の25cmのM42の作例の他、最近40cm反射で撮った惑星状星雲の1858mmF4.6の作例はすべてこのレンズを使っています。
2025年12月04日16時39分