hm777
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今回の作例で使用したAC2+AC2の自作レデューサー。ケンコーEOSマウントにケンコークローズアップレンズAC2 φ49mmを2つ組み込んだ物で、2インチ差込みで望遠鏡の焦点距離が0.8Xに短縮されます。
続き メイン鏡筒の40cm2310mmF5.8用にはクローズアップレンズAC3とAC4を各1つ使ったレデューサーも自作してテスト撮影しました。こちらの自作はさらに簡単で、ケンコーのEOSマウントからTリング接続部を外した所にΦ49mmクローズアップレンズをねじ込むだけで作れます。そのままでは2インチ差し込み部が短いので、レンズを外した空のフィルター枠を延長用に繋いで使っています。AC3のレデューサーでは0.83Xの1925mmでASI2600MCの周辺まで星像良好、AC4のレデューサーでは0.79Xの1821mm、AC2+AC2のレデューサーでは0.80Xの1858mmで、AC4単独よりもAC2+AC2の方がやや星像が良い結果となりました。以前はタカハシMT200用レデューサーを使い1866mmでしたが周辺のコマ収差が酷く今回作った3種類の自作レデューサーの方が性能が良いので現在は使っていません。40cmでもAC2+AC2レデューサーをメインで使っています。
2025年10月31日19時28分
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自作は簡単でケンコーEOSマウントからTリング接続部を外して、そこにAC2レンズをねじ込みます。もうひとつのAC2レンズはまず上側の止め金リングを緩めてレンズを外し、AC2をセットしたEOSマウントの上側のカメラ側にはめます。この時のレンズの向きは凸レンズが下向き(望遠鏡側)にセットし、マウント径に対してレンズ径が小さく隙間があるので厚紙のスペーサーを適度に入れて隙間をなくし、上からAC2から外した止め金リングを締めてレンズを固定します。最初にEOSマウントTリング部にねじ込んだAC2のマウントからはみ出した部分を2インチ差し込みで接続しますが、少し短いので2つ目のAC2からレンズを外したフィルター枠を繋いで2インチ差し込み部を長くして自作レデューサーの完成です。M42の作例の他、最近撮った惑星状星雲の1858mmF4.6の作例はすべてこのレンズを使っています。
2025年10月31日09時54分