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時を埋める④・2-2(終)

時を埋める④・2-2(終)

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    昼どきになったので飲み物を買いに近くのコンビニに行き戻ったら..。 お会いできたのはこのおばちゃんでした! 詳細は下記に↓ 2025年7月29日撮影 コンデジタイム:12:20分

    コメント5件

    ち太郎

    ち太郎

    ビルのオーナーの方です。 この美容院は路面店なのでこのように植木に水やりとか掃除をしているそうです。 以下私とのやりとり(ダイジェスト)。  「再開発が決まってからというもの、あのときの猫ちゃんの状況は酷かったですね。首輪をしたままの飼い猫ちゃんが放り出されて..。泣きながら写真を撮りました」 「知っていらっしゃるのね」   「あっちも、こっちも写真を撮り歩きましたから。こちらへも何度も来ましたが一度もお会いできない15年間でした」 「あら、そうだったのですか」   「籐椅子や置物もあって、あの椅子の上が好きでしたね」 「あれ、野晒しで、爪研ぎでボロボロになっちゃった(笑)」   「お水が置いてあり、驚きました」 「今も居るの。違う猫ちゃんだけど、自然に周りからやって来るのよ。今日は暑いから中に入っているわ。何匹も看取りました。美容院は今日はお休みですけど営業はしています」   「えっ、それは!猫ちゃんて自然と判るんんだなあ。優しい人と、この穏やかな場所が」 「あらやだ(笑)」   「猫ちゃんの出入口はあちらですか?」 「そう、あのお水の奥の横から」   「お会い出来たことで15年の時間を埋めることが..。今日改めて写真を続けていて良かったと思いました。もう思い残すことはありません、死んでもいい」 「そんなこと言わないで(笑)」   「写真で思い出しましたが青山通りの方に写真屋さんがあったのを覚えてます」 「あの写真屋さんね。ビルを建て替えて写真屋さんは無くなり、すっかり変わっちゃいました。私は向こう側に居たので、よく知ってます」   この場合の向こう側とは青山通りを挟んだ反対側=南青山だと言う地元用語。   「長者丸通りの方ですね。住宅がいっぱいありましたね」 「そうそうあっちです。今はこの付近で昔のことを知っている人は少なくなっちゃって」   「ではオーナーさんも写真を」 「あたしはいいわよ(笑)」   「今度、昔撮った写真を持って来ます」   いつになるか分かりませんが、写真のプリント、花束か猫ちゃんのご飯を持参したいと思いました。 猫道に片足ならぬ両足を突っ込んだ人同士の会話でした。 くだらない自分だけのコールドケース解決にお付き合いをいただきありがとうございました。

    2025年09月10日08時18分

    Winter lover

    Winter lover

    オーナーさんに出逢えて昔話に花が咲き、だいぶ話が盛り上がったようで良かったですね。 オーナーさんは地元の方なのかなぁ・・・?再開発前は、この界隈も猫ちゃん達のパラダイスだっ たことでしょう。そして再開発が決定した後、「首輪をつけた猫ちゃんが放り出されて」という ことは地元の住民の立ち退きで捨てられてしまったのでしょうか?だとしたらホントにかわいそ うな目に逢ったことです。動物愛護の観点からは信じがたいことです。

    2025年09月10日09時15分

    TeaLounge EG

    TeaLounge EG

    こんにちは。 そうでしたか。 悲喜こもごもの感がします。 街が変わりねこちゃんが変わり、時の流れとともに移りゆく時代の波が押し寄せる、 やるせなさばかりが体を覆います。 せめてこのお店がねこちゃんたちの憩いの場所であり続けてほしいと切に願う気持ちです。 時を埋める、時代の流れを記録された大変意義のあるお寫眞でした。 人や猫たちの暮らしが穏やかに過ぎゆくことを願わずにはいられません。 時のキロク、ありがとうございました! 2025.09.10. Wed. 巨大な 星の どこかで いくつの 傷を抱えても どんな落とし物しても 全部 塗りつぶす朝… TeaLounge EG

    2025年09月10日11時19分

    ち太郎

    ち太郎

    >Winter lover様 はい、おっしゃる通り、信じがたいことが都内のあちこちで起こっていました。ちょうど過渡期だったのかもしれませんが、もう見たくなくて行くのも辛くなってしまいましたね。 人の都合で振り回された小さな命。カメラを構えても撮れなかった時が多々あります。 まだ保護猫活動、地域猫活動をなされていた所は良かったかもしれませんが、ここと、南青山一丁目の試開発は酷かった記憶があります。 ほったらかして行った住人の方は幸せに暮らしているだろうか..。 今になって、この方のことをどう思うだろうか..。そんなことばかり考えてしまいます。 こちらにも温かいコメントありがとうございます!

    2025年09月10日22時46分

    ち太郎

    ち太郎

    >TeaLounge EG様 連綿と15年以上続いている最後の楽園ですね。 実はこの企画は自分にとって相当辛いものなのです。あの頃の悲惨な姿が蘇る。悲しみを抱えた猫ちゃんの姿が心に重くのしかかって来るのです。表情一つ変えないで待っている姿は、辛くて見に行けない、写真を撮れないところまで追い詰められました。 飼い猫をほかし、この地を離れた罪作りな人たちはこの写真と文章をどう受け止めるだろうか。そして何も出来なかった自分もこのままダラダラ生きていて良いのだろうかと考えてしまいます。 この茶碗一個とおばちゃん一人に救われた自分がいます。 この地は永遠あれ!と唱えて止みません。 いつも温かいコメントありがとうございます!

    2025年09月10日22時56分

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