TR3 PG@
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胡同の中を歩いていると、このような立派な建物も多く見かけます。 これは決して高級な住宅ではなく、伝統的な一般庶民の住宅で四合院と言われるものです。 「合」というのは「取り囲む」という意味で、四つの方向・面に家屋が立てられ、また四方が壁に囲まれた住宅を「四合院」と言うそうです。 もっとも、一時期の貧困化で所有者が入れ替わり、四合院内に複数の家族が住み始め、廃墟化していくものも多いとか…
TR3 PG@
この前の写真もこの四合院が廃墟化したものと思われます。 伝統的な一般庶民の住宅街は昔ながらの狭い迷路のように入り組んだ街並みになっており、都市計画から取り残されて廃墟化していく運命にあるのでしょうか… 挙句の果てに都市整備の名の元に再開発が始まり、どこにでも見られるような街並みになっていくのが惜しいと思うのは私だけでしょうか… さて、この前海界隈のブラリ散歩の後、夕食を食べて、その後足マッサージをしてホテルに戻りました。 ちなみに、4年程暮らしてきたドイツでは、古い街並みの保存に相当力を入れていました。 外側は昔のまま保存し、内部は古い構造を活かしつつ断熱・近代化していました。 生活の不便さを極力取り除き、省エネ化・近代化を進める考えには感心させられたものです。 もっとも、第二次世界大戦の破壊が進んだ街の一部では、近代化を前面に押し出した街づくりを進めたところもありましたが、概してそのような街は観光資源が乏しく、衰退して行ったように見えました。 中国も折角の街並み・文化が残っているところについてはこのような取り組みをしたらいいのになぁ、と思います…
2025年08月31日05時32分