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今や日本でも多く知られている参鶏湯(サムゲタン)は、健康食として愛されている鶏料理のひとつです。 「参鶏湯」は韓国の代表的な鶏肉料理のひとつで、若鶏の内蔵を抜き、その中にもち米・栗・ナツメ・高麗人参などを入れ、長時間煮込んだ料理です。暑い時に暑い料理を食べて汗を流して涼みましょう。 FUJIFILM X10 FUJINON SUPER EBC f=7.1mm~28.4mm F2.0~F11
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景福宮近くに残る韓屋で味わう大人気の参鶏湯 言わずと知れた参鶏湯(サムゲタン)の名店、「土俗村(トソッチョン)」は、観光名所として知られる景福宮(キョンボックン)の近くにあり、週末は行列ができるほどの人気店です。「土俗村」の店内は韓国の伝統家屋、韓屋(ハノッ)を生かした趣のあるつくりで、ゆっくり座れるオンドル席とテーブル席が計400席あります。名物の参鶏湯は、鶏肉と一緒に餅米や高麗人参、かぼちゃの種、栗、ナツメなど、栄養満点の具材が煮込まれ、柔らかい鶏肉と濃厚なスープを存分に味わえます。その他、高級食材の「烏骨鶏(ウコッケイ)参鶏湯」や、鶏の丸焼き、海鮮ネギチヂミなどのメニューも人気です。 今や日本でも多く知られている参鶏湯(サムゲタン)は、健康食として愛されている鶏料理のひとつです。 「参鶏湯」は韓国の代表的な鶏肉料理のひとつで、若鶏の内蔵を抜き、その中にもち米・栗・ナツメ・高麗人参などを入れ、長時間煮込んだ料理です。 夏バテ・滋養強壮などによいとされ、伏日だけでなく、韓国人が一年中好んで食べる人気料理でもあります。肉は、ほろっと骨から外れるほど柔らかく、箸やスプーンで割きながらいただきます。 店ごとに個性が表れるのが、滋味深いスープ。薄味であっさりしたもの、韓方薬の香りが強調されたもの、とろりと濃厚なものなど様々です。また、鶏肉が半羽分だけ入った参鶏湯「半鶏湯(パンゲタン)」を用意しているところもあり、少食の方や女性、子どもにおすすめです。 中でも1983年創業の老舗「土俗村(トソッチョン)」は、韓国人なら誰もが知っている超有名店。これまで数々のメディアで紹介され、また政治家や芸能人たちもお忍びで足を運ぶとのこと。 日本でも観光ガイドブックやTV番組で取り上げられ、韓国旅行リピーターを中心に、よく知られています。 韓国を代表する古宮のひとつ「景福宮」の近くに位置する「土俗村」。この一帯は西村(ソチョン)といわれ、趣のある韓屋(ハノッ)の路地が多く、散策にももってこいのエリア。 「土俗村」も本館・別館ともに韓屋造りとなっており、韓国旅行が感じられる趣ある空間で料理を味わうことができます。 韓国には暑気払いで滋養食を食べる日「伏日(ポンナル)」があり、その定番グルメが参鶏湯です。 韓国版「土用の丑の日」は大行列!鰻ではなく参鶏湯(サムゲタン)を食べる日 一年でもっとも暑い、7月から8月にかけて3日ある伏日には、参鶏湯店が大盛況!「土俗村」も例外ではなく、店頭に長い行列ができます。その様子は毎年、ニュース番組でも紹介されるほどです。 韓国の伏日は3日あり、日程は毎年異なります。3日ある伏日は早い日付から「初伏(チョボッ)」「中伏(チュンボッ)」「末伏(マルボッ)」で、合わせて「三伏(サムボッ)」と呼びます。 三伏は毎年7月~8月のいずれかの日に該当し、1年の内でも非常に暑い時期であるため、この時期のうだるような暑さを「サムボットウィ」と呼んだりもします。 1年で最も昼間が長い夏至の日から3番目の庚(かのえ)の日を初伏、4番目の庚の日を中伏、そして立秋を過ぎて最初の庚の日が末伏となります。旧暦のため毎年日付が変わります。 参鶏湯の他に日本と同じく鰻(チャンオ)たんぱく質やビタミンを多く含む鰻は、夏の疲労回復に最適。韓国では塩や醤油ダレのほか、コチュジャン(唐辛子味噌)ダレなどで調味されます。 どじょう汁(チュオタン)カルシウム含有量は鰻の10倍ながら、低カロリーのドジョウ。どじょう汁は地方により調理法が異なりますが、すりつぶさないのがソウル式です。 かつての伏日の代表料理、補身湯(ポシンタン) 補身湯とは、犬の肉のスープのことで、古くは「ケジャングッ」、「狗醤(クジャン)」とも呼ばれていました。別名「栄養湯(ヨンヤンタン)」「サチョルタン」とも。 かつては伏日の料理、滋養食として食べられていましたが、国内外の犬肉忌避の風潮が高まり、近年では見かけなくなりました。 市場には犬の蒸し焼き(姿そのまま)が高額で売られていました。 ※2024年1月、食用犬の飼育・処理・流通を禁ずる「犬食禁止法」が成立。 夏の暑さがピークに達する時期にやってくる伏日。伏日の定番メニューである参鶏湯やよく食べられる滋養食の共通点を挙げるなら、すべて「熱い料理」だということ。暑い季節は冷たい料理が思い浮かびそうなのに、意外です。 実は、これは「以熱治熱(イヨルチヨル、熱を以て熱を治す)」という韓国の四字熟語と無関係ではありません。暑さからくる食欲不振や気だるさを熱い料理を食べて解消しようと、韓国では夏場に汗を流しながらアツアツの料理をほおばっている姿をよく見かけます。
2025年08月30日16時09分