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奈良ホテル「桜の間」

奈良ホテル「桜の間」

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    本館ロビー「桜の間」に保存展示されている、1900年頃製作されたニューヨーク・ハリントン社製 アップライトピアノ。(右側中央)

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    関西の迎賓館と云われ、国賓・皇族の宿泊する迎賓館に準ずる施設となっていた「奈良ホテル」。 本館の建築は、東京駅などを手掛けた建築家・辰野金吾氏が担当し、大和の街並みとの親和性も高く美しい佇まいは今も変わらず魅力的です。 建築後、時代の変遷に影響を受けることもありましたが、何世代にもわたりこのホテルを守り続ける意志が受け継がれています。 明治39年、西村は眺望に恵まれた高畑町飛鳥山を坪1円で買収し、翌年の明治40年に都ホテルなど4ホテルを統合した大日本ホテル株式会社を設立しました。 奈良ホテルの建設は鉄道院がおこない、鹿鳴館の建設費用の約2倍である35万円がかけられました。 「建物新築に際しては、古建築との調和を保持すべし」との県議会決議に従い和洋折衷様式を採用、周囲の景観との調和した見事な建物ができあがりました。 明治42年10月17日、奈良ホテルは開業しました。 開業後は1日に僅か4~5名のお客様に対し50~60名の従業員を抱え、営業は順調ではありませんでした。西村は鉄道院に窮状を訴えましたが補助金を得られず、大日本ホテル株式会社は開業から4年にも満たずに幕を閉じ、大正2年5月には鉄道院が経営をすることになりました。 アインシュタイン博士が弾いたピアノについて 本館ロビー「桜の間」に保存展示されている、1900年頃製作されたニューヨーク・ハリントン社製 アップライトピアノ。 脚部には、当時ホテルを経営していた鉄道省の動輪マークが施されています。アインシュタイン博士が、 1922 年12 月 17 日から 2 日間、ご宿泊された際にこのピアノを演奏されました。戦後、行方不明となっていましたが、大阪鉄道管理局庁舎に持ち出された後、 1992 年に交通科学博物館に移動されたピアノが、かつて奈良ホテルにあったものだと判明し、 2009年1月に里帰りを果たしました。 2012年に演奏が出来る状態まで修理を行いましたが、部品の劣化が進み、 2024 年2月に大幅修理を終えました。

    2025年08月02日05時59分

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