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泊った運城市内のホテルからの市街遠望です。 運城市は中国文明発祥の地である中原の核の一つとなってきた結構立派な街です。 ホテルは前回と同じ“運城大酒店”だったと思いますが、少々位置関係が不明確です… 朝陽の当たり方からすると右が西、左が東だと思うので…市街の向こう側、霞む山波の手前には解池と言われる塩湖が広がっているはずです。 コメント欄に運城市と塩湖について概要を記します。
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運城市は山西省西南部に位置する地級市で、古くは河東と呼ばれ、中国文明発祥の地である中原の核となって首都を支える重要度の高い地域だったそうです。 中国最古ではないかと言われる夏王朝の初期においては首都として機能し、その後、首都機能は洛陽にしばしば置かれたそうです。 黄河と汾河の合流地点にあり、水利に優れ、黄土高原の肥沃な土により農業生産力は高い地域だとか。 市内には塩湖「解池」があり、古くから塩の生産が行われていました。 唐の首都であった長安へ塩を送っていた塩の道があったそうで、現在もその痕跡が残っているそうです。 解池は人が浮くほど塩分濃度が高く、「中国の死海」と呼ばれています。 この湖の畔に、塩湖を楽しむレジャー施設があり、一度そこに案内してもらって塩湖の水に浸かったことがありました。 いや~プカプカ浮き過ぎてバランスがとりづらく、濃い塩水が目に入って目が痛かったのを覚えています(^^; 近年、湖水の汚染が進み、従来からの食用塩の生産は行われなくなり、現在は工業塩の生産が行われているそうです。 こういった土地であることから、思想家の荀子や歴史家の司馬遷、三国時代の蜀漢の武将関羽など、運城出身の著名人は多いそうです。
2025年06月09日05時36分