キヌガサソウは1種1属、日本にしか咲かない固有種である。それだけではなく、細胞1つあたりの遺伝子情報が生物界では最も多いという（議論の余地あり）、とにかく特異な存在である。 そういう難しい話はさておいても、この植物はとにかく花も葉も大きい。森の中で見かけると只者でないのは誰もが思うであろう。どこでも見られる植物ではないが、日本海側の豪雪地帯、東北から白山のエリアでは雪が溶け始める初夏からボツボツ見かけることができる。

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