一昨年の一時帰国中の春旅行から福島県の一本桜の雪村桜です。画僧・雪村が晩年過ごしたとされる雪村庵にある樹齢400年の江戸彼岸桜です。桜は爛漫に咲くのが魅力的ですが、雪村桜は趣深い佇まいの桜でした。裏手には竹林があり、静寂を感じる場所でした。今にも降りそうな天気の時に行けた事は本当に良かったです。本作は竹林を背景に雪村桜の左側を切り取りました。本作に当たり、久しぶりに良い言葉がないか私なりに調べました。『幽寂閑雅』とは、ひっそりとしていて雅やかな風情のあるさまです。