人民大会堂の正面玄関で人民解放軍の軍服を着た若い男性が迎えてくれました。彼が案内役だそうです。案内に従って正面玄関から入り、ホールを真っすぐ進むと中央ホールに来ました。その中央ホールの壁に幅8.5メートル、高さ3.2メートルの「报春图（春の使者）」という見事な紅梅の額がかかっていました。彼曰く「最初の入口の絵画として「报春图」が使われていることには特別な意味がある。」とのこと… その意味とは…

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春を告げる画の主人公は、中国の文人にとって十大名花の第一位に数えられる梅の花です。蘭、竹、菊とともに四君子の一つに数えられ、松、竹とともに「冬の三友」とも呼ばれているそうです。北国では冬の間、他の花は枯れてしまいますが、梅の花だけは冬の間も咲き続け、真っ先に春を迎えます。春の訪れ、吉兆、幸運の象徴とされています。梅の花は5枚の花びらを持ち、五行の完成と5つの福を象徴しています。玄関の窓辺に梅の花を描いて春を告げるのはとても意味深いとか。それは「冬と寒さに耐える」という社会主義初級段階の客観的な位置づけを表すだけでなく、春と勝利を迎える希望に満ちた明るい未来を暗示しているとのことでした…

2025年03月31日05時29分

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