梅ヶ枝に好文の姫並びけり 　　　　　　　　　　　　　未牧 梅の木の異称に好文木（こうぶんぼく）がある。晋の武帝が書を開くと花が開き、閉じると花が閉じたという故事による。その花は好文の花と呼んでも、好文の姫と呼んでもよかろう。 梅の枝は梅ヶ枝（え）と言い慣わされる。 穏やかで上品な香りに誘われて小さな梅の林に入ると、梅ヶ枝に好文の姫君たちがずらりと並んで迎えてくれた。一介のお写ん歩人なのにねえ。

コメント4件

楓花

紅梅やピンクの枝垂れ梅もいいですが 白梅は控えめだけど惹きつける魅力がありますね。 美しいです。 姫様たちも喜んで迎えてくれてるようですね！

2025年03月31日01時04分

yoshi.s

楓花さん やはり枝振りが良いのはいいですね。 梅ヶ枝、という言葉があるのも納得できます。

2025年04月01日01時14分

ジョニー森永

花は人の気配や言葉を感じるような気がします。

2025年04月02日22時12分

yoshi.s

ジョニー森永さん おお、それはsensitiveな感覚ですねえ。 花と通じ合えるようになったら、仙人の境地です。

2025年04月02日23時40分

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