TR3 PG@
ファン登録
J
B
潜渓寺から横に移動していくと中小の石窟が並ぶ壁下に3つの大きな石窟が開いています。 これを賓陽三洞と言うそうですが、その中でも目を引いたのは真ん中のこの石窟です。 賓陽中洞と言うそうで、高さ約9.3m、幅が11m程度、そして奥行きは9.8mほどの規模の洞です。 龍門石窟の中でも古陽洞に次いで早い時期に造営された洞だそうです。 前に置かれている案内の内容は…
TR3 PG@
<案内板の記述概要> 北魏の時代(西暦500~523年)に造営。 正壁に釈迦牟尼像と2つの弟子像、2つの菩薩像がある。 南北両壁に2つの立像菩薩がある。 床面は蓮の花の池の如く、石窟の天井頂部にも蓮の花と八身飛天(仏教を題材にした画や石に刻まれた絵に見られる天に舞う神々)。 前壁には皇帝及び皇后が仏に礼拝する壁画(「皇帝礼仏図」及び「皇后礼仏図」)が描かれていたと伝えられる。 北魏の7代皇帝であった世宗・宣武帝(在位:499~515年)が、父である6代皇帝の高祖・孝文帝(在位:471~499年)の功績を称えるために造営したもので、 主尊の釈迦牟尼仏(釈迦如来座像)は、高さ8.4mにものぼる大きなものです。 ちなみに、案内板に「皇帝及び皇后が仏に礼拝する壁画」と書いてありますが、見当たりません… なんでも、前壁から既に剥ぎ取られて、「皇帝礼仏図」はニューヨーク市のメトロポリタン美術館、 「皇后礼仏図」は、同じアメリカのミズーリ州・カンザスシティにあるNelson-Atkins Museum of Art の所蔵となっているとのことです…
2025年03月12日05時36分