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車に乗せられてどんどん北京の深部(旧城壁の中)に入って行っている感じです… 大きな幹線道路沿いは再開発されて巨大なビル群になっていますが、大通りから一歩外れるとそこはかつての北京の混沌とした街並みが残っています。 その一つを見つけました…場所は故宮(紫禁城)から北西に約4㎞弱…北京のほぼ中心です。 最初…レンガ積みの古い建物?倉庫?と思っていたら…なんと門に「西直門天主堂」と書いてあるではありませんか! コメント欄に続きます…
TR3 PG@
中国や朝鮮ではキリスト教カトリックの事を天主教といい、その教会を「天主堂」と言います。 日本でも長崎に「大浦天主堂」という有名な教会がありますよね。 さて、中国には7世紀唐代のときにネストリウス派が「景教」という名で伝来していたそうです。 日本へのキリスト教伝来は、1549年(天文18年)、スペインの宣教師フランシスコ・ザビエルが鹿児島に到着した頃からと習っていますから、さすが中国、約900年以上も前に伝わってきているのですね。 しかし、中国では様々な宗派が宣教を続けましたが、歴代の中華王朝では儒教その他の宗教、共産党政権下では共産主義のイデオロギーによる強度の宗教活動の制限や監視がされている状態が継続しています。 この西直門天主堂は清代の1723 年にイタリアのラザロ派宣教師テオドリコ・ペドリニによって最初に建てられたそうですが、他の天主堂がイエスズ会に対して最初の非イエズス会教会(ローマ法王直轄)だったそうです。 その後は先にも説明したような制限の中、数々の歴史的な動乱で何度も破壊され再建されてきたようです。 現在の中国成立後は工場として使用され、文化大革命の際に鐘楼は焼失してしまったようですが、1994年に宗教政策が変更されてから通常の宗教活動が再開されたようです。 σ(^_^)がこの時写したこの姿は、宗教活動が復活して約10年経った姿で、まだ鐘楼がありません。 が、調べてみると2008年に改修工事が行われ、今は立派な元の姿になっているそうです。 聞くところによると、現代中国ではキリスト教信者がどんどん増えてきているとのことで、共産党がピリピリしているとか…
2025年02月05日05時40分