SATOMURA
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これだけ妙にカラフルだったので撮ってみました(;^_^A
komaoyoさま いつもありがとうございますm(_ _)m また、詳しい解説もありがとうございます。昔のカメラやレンズは、現代ほど完成されたものではないのでしょうが、開発者の創意工夫や思いが込められていると感じました。先人たちの作品を見るために足を運ぶ甲斐はありますね。
2025年01月30日20時03分
komaoyo
たぶんこのレンズ名はメディカルニッコール200mm F5.6と申します。本レンズの初代モデルが登場したのは1962年ということですので、発売から半世紀を経ています。 メディカルニッコール200mm F5.6はマクロ撮影に特化した特殊な専用レンズで、焦点距離を200mmとすることでワーキングディスタンスをとり、外科手術や口腔内の撮影を容易にした、基本的にはマクロ専用の望遠レンズです。 リングストロボが内蔵されているため、無影撮影が可能です。 カラフルな指標は6種あるアタッチメント(クローズアップレンズ)を組み合わせて撮影倍率を変えてゆく仕組みです。ヘリコイドが存在していないので、フォーカシングは、カメラごと体を前後することで合焦させるというきわめてストイックな方法がとられており、フォーカスの位置の取り方、フォーカシングスクリーン上のフォーカスの頂点の見極めなどそれなりに経験が必要になります。 撮影倍率は1/15倍から3倍までを選択することができますが、興味深いのは、フィルム(撮像)感度と撮影倍率を鏡胴にあるリングでセットすると、スピードライト使用時の適正絞り値が自動的にセットされる仕組みになっていることです。 TTL自動調光方式など夢もまた夢のような時代に、フラッシュメーターを使用することなくマクロ領域撮影で適正露出を得ることができるというのは驚くべき仕様だったのではないでしょうか。 赤城耕一の「アカギカメラ」より
2025年01月30日10時17分