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万葉の人も眺めむ手綱浜 崖に寄せ来る波のしぶきを 未牧 高戸浜はこの集落の地名。 むかしはこの地方を手綱と言い、一帯の海を手綱浜と言った。 今では手綱は小さな地域になってしまった。 私はその手綱の生まれで、この名にはいささか思い入れがある。 拙歌の万葉の人とは、高橋虫麻呂。奈良時代の万葉歌人。常陸国(茨城県)の地方官だった。 遠妻し高にありせば知らずとも 手綱の浜をたづね来なまし 髙橋虫麻呂 妻を想う歌。きっと彼もこの崖を眺めたことだろう。
Zacky01さん 1300年前の奈良の都びとが、おそらく地の果てであったろうこの地に来てこの景色を見たと思うと、自分もその時代に遡ったような気分になります。 人間にとってはそんな長い長い時も、自然にとってはほんの一瞬に過ぎないのでしょうね。 台風や地震などの自然の変化も、人間にとっては大ごとですが、自然にすれば、ほんの身悶えのようなものなのでしょうね。
2024年11月12日01時34分
Zacky01
高橋虫麻呂さんもこの風景を見たのですね。そう思いますと大自然にとって人間の営みは一瞬なのかも知れないと思いました。 一方で、一瞬しか生きていない人類の営みによって進む地球温暖化を心配しております。 まさか、南極の氷河、北極の氷山、シベリアの永久凍土の融解、そして富士山の冠雪が観測史上最も遅かったとのニュースを聞くことになるとは思いませんでした。
2024年11月09日21時11分