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さて、この日は土曜日ですが山西省北部の大同市にある企業へ車で日帰り訪問です。 片道300㎞程、この時は高速道路網も建設途中だったので、結構キツイ往復となりました。 ちなみに、この頃は中国は週休二日ではなく、土曜日も労働の日となっていました。 北京市内を走るとあちこちに歴史的建造物が散見されます。 これはかつての城郭都市北京の北側の城門の一つ、徳勝門箭楼です。 近代化とともにかつての巨大な城郭都市の構造物がどんどん失われているようです…
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この徳勝門は明代の1437年建立されたものです。 元の都であった大都(北京)を攻め落とした明が最初に手をつけたのは城壁の補強工事だったそうです。 北に逃れた元の再来を恐れ、北の城壁を2キロほど後退させて新しい城壁を築いたのです。 また、元の時代の城壁は土を固めたものでしたが、これを煉瓦を積んだものに変えていき、現在も北京のところどころにのこっている城門や城壁は、みな明の時代のものだそうです。 この門は軍事目的の構造物で、箭楼は高さ約20m、82ヶ所の覗き窓があり、うち北側に48個、東西両側に各17個の覗き窓が城を守備する際の射撃孔としての役割を果たしていようです。 また名の通り軍隊の出入りはこの門からだったそうです。 ちなみに、1449年にモンゴル軍が北京に迫った際、明軍とモンゴル軍が徳勝門の攻防を巡り5日に渡って激戦を繰り広げたそうです。
2024年10月21日07時33分