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アメリカ人の友人に連れられて、カリフォルニアのセコイア国立公園にキャンプに行ったことがある。もう50年も前のことだ。 セコイアは杉か檜のような樹だ。3〜5人が手を繋いでやっと抱えられるような巨大なセコイア樹の森。 太平洋戦争の頃、そのセコイア樹jの先祖と思われる数千万年前の木の化石が植物学者三木茂博士によって発見された。教授はそれをメタ(超)セコイアと命名し学会で発表した。 ところが戦後、アメリカ人の研究者が中国で、生きたそれらしき樹木を発見したのだ。 *下へ
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*つづき 発見者は種を育てて苗木100本を三木博士のメタセコイア研究グループに贈った。 三木博士のグループはそれを育て培養し、全国に苗木を配った。今日日本のあちこちで見られるメタセコイアは、その苗木の育ったものか、その子孫だろう。 化石でしかないと思われていた数千万年前の植物が、現在にも生きている。これは驚きだっただろう。 それでメタセコイアは、生きた花石、と言われるようになった。 この木の根本から感じる存在感は、その歴史の故だろうか。
2024年09月06日23時37分