ザンクト・ゴア―に着岸する直前に渡ってきたザンクト・ゴアールスハウゼンの街を振り返りました。右側背後の山の斜面に見える古城がネコ城/Burg Katzです。また中央奥、山の頂に尖塔が見えますが、これは隣町パタースベルク/Patersbergです。一見山の頂のように見えますが、ライン川は渓谷となって周辺部より落ち込んでいますが、周辺部は緩やかな丘陵地です。故に、渓谷から斜面を登りきると何度かお見せしているような緩やかな起伏の田園風景が広がっているのです。

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では、ここでザンクト・ゴアールスハウゼン/Sankt Goarshausenの情報を書いておきます。ネコ城/Burg Katzについてもちょっと触れておきます。ザンクト・ゴアールスハウゼンは「妖精の岩」とも呼ばれる岩山のローレライがあることから「ローレライの街」という愛称でよく知られています。ライン川右岸の町で、対岸には姉妹都市のザンクト・ゴアーがあり、渡し舟で行き来できます。ラインクルーズでは、日本人観光客が下船するのが最も多い町としても知られています。背後の崖の上には1371年に建てられた通称ネコ城/Burg Katz、正式名ノイカッツェンエルンボーゲン城/Burg Neukatzenelnbogenが聳えています。城の名前は、かつての領主カッツェンエルンボーゲン候の名前にちなんでつけられています。 13世紀頃は領地内のブドウ畑と共に城壁や城門が建つ豪壮な雰囲気でしたが、今は城壁や門は姿を消し望楼のみが残り、城は改装され現在はホテルとなっています。街や城の歴史については、これから行くザンクト・ゴア―の街やラインフェルス城/Burg Rheinfelsと深くかかわっているので、後ほど説明します。

2024年07月14日07時06分

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