先のラインシュタイン城から約1.3㎞下流左岸にライヒェンシュタイン城、更に約2.7㎞程進むとやはり左岸の斜面に見える城がこのゾーネック城/Burg Sooneckです。現在は国の博物館となっており、なかなか見ごたえのあるツアーがあるそうです。ただし、城の中は撮影不可とか… この城は悲しい歴史があるそうで…コメント欄につづきます。

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このゾーネック城は一つ上流にあったライヒェンシュタイン城の守護城として、11世紀にアーヘンのコルネリミュンスター修道院によって建てられた城だそうです。ここも城を巡ってさまざまな戦いがあり、盗賊騎士の巣窟になってしまい、ライヒェンシュタイン城とほぼ同じ運命を辿った城です。これら盗賊を一掃した神聖ローマ皇帝ルドルフ1世により焼き払われ、城は1282年についに落城しています。その後1350年にマインツ大司教の領地となり再建されましたが、やはり1689年のフランス軍の攻撃で打撃を受けて廃墟となったといわれています。 1825年、後のプロイセン王フリードリッヒ皇太子が買い取り、狩猟城への改装計画を立てましたが、修復工事が始まったものの革命などにより工事が難航したため狩猟城になることはありませんでした。 1861年にネオゴシック様式の城として工事は完成しましたが、同年にフリードリヒ・ヴィルヘルム4世はこの世を去っています。第一次世界大戦後の1918年に城は国有化され、第2次世界大戦後はラインラント・プファルツ州が城や古美術品の保護、管理を引き継ぎ、現在まで博物館として多くの人々に歴史を語っているそうです。

2024年07月06日05時19分

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