生まれては消えていく数ある短い命しか持たないはえの中、 このはえはデジタル化されてしまい、本来の寿命よりはるか長い時間この世にとどまる事になる。 去年他界したばあちゃんから送られてきてたSNSメッセージや生前の写真が、年齢とともに枯れていく記憶に水を垂らし蘇らせてくれる。 そしてもし私に子供が生まれてくれば、これらの記憶をもとに、誇らしいばあちゃんの話をその子にするだろう。 このはえが、目にした人間さまに対して、どんなに小さな比重でも、影響を与えられる事を、切に願う ハエ：「はえぇ」

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