幕末の頃、坂本龍馬が暗殺された居り、真っ先に紀州藩が疑われたらしいが、それも其の筈。龍馬らは広島県福山市は鞆の浦の沖に於いて、紀州藩の軍艦の明光丸と大洲藩から借り受けた海援隊が操縦するいろは丸が衝突した事件でミニエー銃400丁など銃火器3万5630両や金塊など4万7896両198文を積んでいたと主張し、航海日誌や談判記録をもとに万国公法にのっとり判断すべきとしたが、紀州藩側は長崎奉行所の公裁を仰ぐべきと反論した。

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龍馬は「船を沈めたその償いは金を取らずに国を取る」と民衆を煽り紀州藩を批判する自作の俗謡を花街で流行らせ、紀州藩に嘘に由る心理的圧力を強め、紀州藩は龍馬ら海援隊との交渉を避けるようになり事故から1か月後に紀州藩が折れて積荷代に相当する賠償金8万3526両198文を支払う事で合意したが、この金額は現在の貨幣価値に換算すれば164億円に匹敵するものだとか・・・Σ（・□・；）沈没したいろは丸の船体は1980年代に海底で発見された。その後複数回実施された潜水調査では、いろは丸から朱や鮫皮などの交易品は見つかったものの、龍馬らが主張した銃火器などの積荷はまったく確認されておらず、紀州藩から多額の賠償金をせしめるための嘘八百だったとか・・・。謂わば幕末の時代に咲いたインテリヤクザに由る公金収奪事件。もっと云えば今で言う所の警察官、幕史2人を殺してるので純然たるテロリスト・・・。人は光ばかりでは在りませんね(^^ゞ（笑）

2024年05月15日00時02分

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