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散じたる香り見るべし香散見草(かざみぐさ) 香散見草も梅の異称。 句に詠んだ通り、散じた香を、嗅ぐと言わずに、見ると言う。 香りを見る、と言う古人の感性には驚く。 また梅の花を、匂い草、春告げ草、風待ち草など、草と呼ぶ習慣があった。 ことばからして、奈良時代の萬葉集に根拠があると思われるが、正確なことは寡聞にして不識。 ちなみに日本の花の両雄の片方、桜が、草と呼ばれることはない。桜は、花、である。 桜が日本の花になったのは平安時代になってから。遣唐使廃止後、国風文化が栄えたからである。
楓花さん 嬉しいですねえ。目の前の美しいもののその奥にあるもの、歴史やいわれに興味をお持ちになったのは。 背景を知ることによって、そのものへの共感がさらに深まりますものね。
2024年03月08日13時49分
お花見の最初は梅の花の見物だったような話も 聞きます。春告げに咲いてくれますが草と呼ば れるのは何故でしょう。桜は草とは呼ばれず。 梅にも様々な種類があるようです。桜もです。 此処で皆様に学ばせて頂くのも楽しみです。
2024年03月08日15時16分
頂雅さん 飛鳥、奈良時代には、遣隋・遣唐使により進んだ隋や唐の文化が入って来て、和国はその導入に力を入れました。だからこの時代は、唐風文化と言います。 梅はその頃に大陸からもたらされたもので、花見は梅でした。 しかし平安時代になると、唐が衰退し、やがて遣唐使は止まりました。 唐への憧れが覚める一方、京の都ではすでに和の雅(みやび)の文化が発達していて、朝廷が率先して和風文化を賞揚するようになり、花も和国古来の桜を愛でるようになりました。 それが武家の時代になっても伝承され、現在でも和風と言えば、平安時代の文化、換言すれば、京の文化をイメージしますね。
2024年03月08日21時38分
楓花
香散見草…梅の花のことなのですね。 こんな名も持つのかと興味が湧き検索してみました。 沢山の呼び名があるのですね~。 美しい梅をますます好きになりました。
2024年03月08日10時33分