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うつむいて咲く花に恋森木霊 ナルキソスに恋した森の妖精エコー。 でもエコーは、誰かの言った言葉を繰り返すことしかできない。 自己に恋するナルキソスはエコーに見向きもせず、水に映る自分の姿ばかりを見ていた。 やがてナルキソスが花になると、エコーは森の木霊(こだま)となった。
頂雅さん おっしゃる通りです。 ただ、ナルキソスの場合は、恋、ですからねえ。 思い遣る、大切に思う、という意味での愛とは異なるだろうと思います。 英語ではどちらもlove。区別がありません。 日本語では、愛と恋、二つに分けて理解します。よくできていると思います。 愛は、自分が対象を大切に思う心の働き。恋は、心奪われ、自己を失う働き、と言ってもいいかな。 とくに自分に対しては、自分を愛するということと、自分に恋するということでは明らかに異なります。ナルキソスの場合は、自分を大切にするのではなく、自分を失ってしまったのです。自己肯定ではなく、自己逸失です。恋は盲目とは、その辺の消息をよく言い表した言葉だと思います。 自己を失ったナルキソスは、水に落ちて死にます。その跡に花が咲いた。人はその花をナルキソスと呼ぶようになったのです。これもまた悲しい物語です。
2024年02月27日23時45分
キンボウ
ギリシャ神話なんですね。 エコーと一緒に出て来るんですね。 エコーのことは初めて知りました。 ありがとうございます。
2024年02月27日20時50分