ホーム TR3 PG@ 写真一覧 掘出し写真 フェルメール「窓辺で手紙を読む女」@アルテ・マイスター絵画館 TR3 PG@ ファン登録 ユーザートップ 写真一覧 ギャラリー お気に入り ファン ファンになっているユーザーの写真 ファンになっている ファンになってくれている 掘出し写真 フェルメール「窓辺で手紙を読む女」@アルテ・マイスター絵画館 お気に入り登録13 291件 D E 2024年01月10日07時48分 J B
次にiPhone7に残っていた写真がこれです。 ツヴィンガー宮殿のアルテ・マイスター絵画館が所蔵しているフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」です。 予備知識もないままこの美術館に行っているので、この絵があるとは全く知りませんでした。 開かれた窓際で手紙を読むオランダ人女性が描かれたこの作品、超有名ですが、様々な曰くがあるのですね。 もう一つ、気づかれた方は素晴らしい! これ、修復前の貴重な写真なんです… 詳細はコメント欄につづく… コメント1件 TR3 PG@ 1.長期にわたって、描いた画家が特定されていなかった絵画 フェルメールが「窓辺で手紙を読む女」を描いたのは1657年から1659年にかけてだそうですが、ザクセン選帝侯でありポーランド王でもあったアウグスト3世はレンブラントの作品であるという誤った鑑定のもとで1742年に購入し、ドレスデンの自身の美術品コレクションに収蔵したそうです。 さらに、1826年にはレンブラント作ではなく、ピーテル・デ・ホーホ作であるという誤った鑑定が下されているそうです。 しかし、1860年になって、フランス人美術史家テオフィル・トレ=ビュルガーがオランダ人画家フェルメールの希少な作品であると正しく同定したそうなんです! 2.ドレスデン爆撃の被害を免れた絵画 この絵画は第二次世界大戦中のドレスデン爆撃の被害を免れた絵画作品の一つです。 戦禍を避けるために他の美術品とともにドレスデンの南東の山岳地帯ザクセンスイスの坑道に保管されていました。 3.旧ソ連の接収と返還 戦後、ソ連赤軍がこれらを発見し、救出したものとして自国に接収。 スターリンの死後、1955年になって「ソヴィエト国民とドイツ国民の友好をさらに強固にするために」接収した美術品を旧東ドイツに返還することを決定。 しかし、数百点にのぼる美術品をかつて保護し、今回返還する代償としてこの「窓辺で手紙を読む女」とジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」をソ連に譲渡するようドイツに働きかけた。 しかし、旧東ドイツは何の返答もしないままに、絵画はソ連から返還された。 そうです… 4.「キューピットの絵」の発見と修復 1979年にアメリカの美術館に貸し出された際、X線で調査したところ、キューピットの絵が上塗りされ、消されていたことが判明した。 専門家による協議の結果、元の状態へ修復することが決まった。 2021年8月、アルテ・マイスター絵画館では全ての修復作業が完了したため、同年9月10日から一般公開された。 修復により弓を持ち鉄仮面を踏みつけたキューピッドの姿が見えるようになったほか、汚れや劣化したニスなどを取り除いたことで色彩が復活した。 いや~数奇な来歴を持つ絵画なんですね~♪ ちなみに、私が見てきたのは修復前の作品ですが、機会があったら是非修復後も見てみたいものです。 2024年01月10日08時01分 新規登録・ログインしてコメントを書き込む コメントを書き込む 同じタグが設定されたTR3 PG@さんの作品 最近お気に入り登録したユーザー kameko888 ファン登録 房総半島☆南風 ファン登録 Chasamaru ファン登録 kuuaoyu ファン登録 macmos ファン登録 すー太郎 ファン登録 hisabo ファン登録 猛山 ファン登録
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1.長期にわたって、描いた画家が特定されていなかった絵画 フェルメールが「窓辺で手紙を読む女」を描いたのは1657年から1659年にかけてだそうですが、ザクセン選帝侯でありポーランド王でもあったアウグスト3世はレンブラントの作品であるという誤った鑑定のもとで1742年に購入し、ドレスデンの自身の美術品コレクションに収蔵したそうです。 さらに、1826年にはレンブラント作ではなく、ピーテル・デ・ホーホ作であるという誤った鑑定が下されているそうです。 しかし、1860年になって、フランス人美術史家テオフィル・トレ=ビュルガーがオランダ人画家フェルメールの希少な作品であると正しく同定したそうなんです! 2.ドレスデン爆撃の被害を免れた絵画 この絵画は第二次世界大戦中のドレスデン爆撃の被害を免れた絵画作品の一つです。 戦禍を避けるために他の美術品とともにドレスデンの南東の山岳地帯ザクセンスイスの坑道に保管されていました。 3.旧ソ連の接収と返還 戦後、ソ連赤軍がこれらを発見し、救出したものとして自国に接収。 スターリンの死後、1955年になって「ソヴィエト国民とドイツ国民の友好をさらに強固にするために」接収した美術品を旧東ドイツに返還することを決定。 しかし、数百点にのぼる美術品をかつて保護し、今回返還する代償としてこの「窓辺で手紙を読む女」とジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」をソ連に譲渡するようドイツに働きかけた。 しかし、旧東ドイツは何の返答もしないままに、絵画はソ連から返還された。 そうです… 4.「キューピットの絵」の発見と修復 1979年にアメリカの美術館に貸し出された際、X線で調査したところ、キューピットの絵が上塗りされ、消されていたことが判明した。 専門家による協議の結果、元の状態へ修復することが決まった。 2021年8月、アルテ・マイスター絵画館では全ての修復作業が完了したため、同年9月10日から一般公開された。 修復により弓を持ち鉄仮面を踏みつけたキューピッドの姿が見えるようになったほか、汚れや劣化したニスなどを取り除いたことで色彩が復活した。 いや~数奇な来歴を持つ絵画なんですね~♪ ちなみに、私が見てきたのは修復前の作品ですが、機会があったら是非修復後も見てみたいものです。
2024年01月10日08時01分