という遺構特集を観た。枯れて朽ちゆく紫陽花に通じるものが有った。山岳リゾートの面影を残す「摩耶観光ホテル」や色々な地での長い歴史の建物映像とその背景。アールデコ調な建築やアーチ型の窓が瀟洒。客船『イル・ド・フランス』の操舵輪・ステンドグラス・木製ベッドなどの家具や装飾品を使用されたという。 HPでツアーの募集をかけたところ、全国の廃墟ファンから申し込みが殺到。毎回、受付開始直後のわずか数分で埋まるという。その枯渇感から“予約が取れないツアー”と呼ばれる。行きたい。

コメント2件

run_photo

こんばんは。いい色ですね〜。背景も枯れゆく紫陽花の色で統一された美の世界。色を失い色を得る。あるいは、いぶし銀といったところでしょうか。老いや廃墟というとネガティブな雰囲気ですが、本来の役目を終えて新しい世界観に魅せられる、ファンが殺到するのも納得です。本作も仰る通り、それに通じますね。それにしても、控えめフレーミングが素晴らしく、流石です！

2023年11月28日21時57分

森の花

run_photoさんこんばんは。この様なマニアな内容に反応して頂けたことが有り難い気持ちです。感謝。まさに、色を失い色を得る。そんな風に仕上げました。摩耶観光ホテルが登録有形文化財となったのは、2021年6月24日のことだそう。時代に翻弄された”廃墟の女王”は、貴重な歴史を宿した価値ある文化財として、ついに国のお墨付きを得たという。つい２年ほど前ですからゴク最近。ちなみに廃墟の男版王様は軍艦島らしいです。嬉しいお言葉を有り難う御座います。励みになります。

2023年11月28日23時52分

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