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コンポジット練習中 03

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    コメント7件

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    takuro.n

    コンポジット練習中というと、これは何枚かを比較明ではなく加算してみたということでしょうか? 星の写真でコンポジットというと、最近流行の星の軌跡を描くための比較明と、ガイド撮影で長時間露出したために強く出てくるノイズを減らすための平均加算、そして固定撮影で星を止めて撮るために短時間露出した写真から星を浮かび上がらせるために多枚数を重ね合わせる加算、といった感じになりますが、どれを選ぶかは目的にもよります。 星そのものを浮かび上がらせるための加算コンポジットや平均加算コンポジットを星景写真に応用すると、どうしても前景が動いて行ってしまうために、これはやはり星だけを撮る天体写真や星野写真のテクニックといえます。 どうしても星景写真で星も止めて撮りたい場合は、やはり高感度に明るいレンズを使ってどの程度まで星が流れずに撮れるか露出時間をぎりぎりまで延ばすよう試行錯誤した1枚撮りが確実と思います。 数秒の露出を重ね合わせる手間を思えば、確かにノイズはある程度減るというメリットはありますが、やはり厳密に言うと少しずつ動いている星で重ねるか、それとも前景を動かしたくないかなど迷うことになりますので、星景写真で星も止めたい場合は1枚撮りでノイズリダクションも効かせるのが簡単と思います。 どの程度の露出時間が適正化は機材や光害によるバックグラウンドの明るさにもよりますが、APS-Cで17ミリなら北の空で30秒くらいまで、南天だと20秒くらいまでならここに上げるくらいの大きさの写真なら動きは気にならないんではないでしょうか。

    2011年05月20日06時36分

    Rino1209

    Rino1209

    takuro.n様 なるほど勉強になります。 私は、軌跡を描きたいわけではないので、コンポジットと言っても ダーク減算がメインで、比較明や加算はスパイス程度です。 また、それほど暗いところに行っていないためか30秒も開けたら 真っ白になってしまうので、長くても10秒程度です。<F2.8で 今はとにかくいろいろ試してみて 自分なりの撮影術を見つけようと思っています。 おっしゃるように、高感度に強いカメラ・明るい単焦点を揃えることが目標ではあります。

    2011年05月21日00時49分

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    takuro.n

    なんとダーク減算を試されてましたか(‥;) ダーク減算による固定ノイズ除去や、平均加算コンポジットによるランダムノイズ低減は、そこから先ノイズよりも淡いような星雲の光をあぶり出すため一般ではありえないほどの強調処理をする天体写真では前もって精密にやっておかなければならない必須の作業です。 ダーク減算は厳密には固定ノイズ、CMOS周辺の電子機器が熱を持ってその部分が熱カブリのように赤くなるとか、撮像素子の中の不良素子がどんなときでもそこだけ真っ白に抜けてるとか、感度や露出時間によって程度は違っても常に同じところに出るノイズを消すためのものです。 しかし、たった一枚のダークファイルでの減算は固定ノイズ以外のランダムノイズと呼ばれる輝度ノイズやカラーノイズを悪化させてしまう危険があります。 このランダムノイズは同じ条件で撮ったフレームを何枚か平均加算合成することで平均化して減らしていくしかありません。 そこで天体写真の世界では1枚のフレームでダーク減算するに等しい危険を冒すノイズリダクション機能は使わず、最低4枚のダークフレームを撮ってそれを平均加算したファイルで星を撮ったフレーム1枚1枚からダーク減算します。 まあこれは非常な強調処理をする場合の話であって、一般的な星景写真のように見たままの雰囲気を大事にしてそんなに強調表現しない写真の場合はノイズも浮かび上がってはきにくいわけで、たいていはノイズリダクションで済ませるわけですね。 Rino1209さんの写真はほとんどに前景が入っており、てっきり星景写真として撮っておられると思ってましたから、ダーク減算という文字を見た時には正直驚きました。 ここでも星景写真は大流行ですが、プロの星景写真との一番の違いは星の表現も大事にしたりノイズに対する処理技術を持っているかどうかと感じている部分もあります。 プロの星景写真家は天体写真も同時にやっていたり造詣も深く、決して星が脇役にはなりません。 それは前景に負けないよう星をある程度強調するためのノイズに対する処置の仕方を知っているためと思います。 そういう意味でRino1209さんのアプローチは興味のあるところです。

    2011年05月21日03時43分

    Rino1209

    Rino1209

    takuro.n様 とりあえず、ダークフレームは構図・露出が決まったときに ダーク1、ライト8、ダーク1 みたいな感じで作っておいてます。 サムネイルで見るときにも区切りがわかって都合良いので。 ダーク減算はCMOSのノイズを除去するためのものだと思っていたのですが 前景がある場合はやらないのが常道なのでしょうか? 長時間露光時NRをオフにしたほうが、現場で楽なので あとで家でやる、といった考えなのですが。 20年ほど前にはニュートンを愛読していたりしていましたが 天文に詳しいわけでもありませんし もともとカメラ好きだったわけでもありませんので おかしなことをしている可能性は大です。 ほんと、日々勉強しております。

    2011年05月21日21時48分

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    takuro.n

    撮像素子、CMOS起因のノイズはほとんどが熱ノイズです。 多くの種類がありますが、その中でたとえばCMOS周辺に集積されているコンデンサーなどが熱を持ってきてその影響で起こる熱カブリ、アンプノイズや、パソコンの液晶画面などでもドット抜けなどと呼ばれる常にそのドットだけ白くなってしまうノイズ、そして感度制御のためのゲインアップダウンによって起こるゲインノイズと呼ばれる縦縞ノイズなど、感度や露出時間によって程度の差はあれ常に同じところに同じ色、形で出るノイズを固定ノイズ、そしてそれ以外にたとえばダークファイルを極端にコントラスト強調などしてみると赤と青と緑のまだら模様のようなものが現れますが、これは常に違う場所に違う色、形で現れるのでランダムノイズと呼ばれます。 デジタルにおけるノイズに関しては、まずはこの二つの違いをはっきり認識しないと対策が出来ません。 前にも書いたように固定ノイズを除去するのがダーク減算、ランダムノイズを打ち消しあって低減するのが加算平均コンポジットですが、ダークフレームの中にも当然ランダムノイズが含まれています。 写真のノイズの程度を表す言葉としてSN比という言葉がありますが、これはノイズ(雑音)分のサイン(信号)という意味で、当然分母であるノイズが少ないほど信号の純度が高く、SN比が高いなどと評されます。 ここで大事なことはたとえばライトフレームを8枚撮って平均加算コンポジットするためには、ダークフレームも8枚撮って加算平均コンポジットして最終的に同じSN比になるように作ったダークフレームでないと厳密にはダーク減算して平均加算コンポジットが終わった時点ではSN比が悪くなっている可能性があるということです。 たとえライトフレームを16枚撮ってランダムノイズを徹底的に綺麗にしようなどと思っても、ダークファイルが2枚では固定ノイズはある程度消せてもランダムノイズが増えてしまうなど、意味が無くなってしまうということです。 そこで天体写真では出来る限りライトフレームとダークフレームの枚数は同じ、あるいはダークファイルの方が多いことを理想とします。 実際にはそんなことは難しく、私の場合ライトフレームが8枚であっても16枚であってもダークフレームは8枚であることが多いです。 ここまでの話はあくまで天体写真の場合ですが、これが星景写真だとどうなるでしょう。 天体写真では淡い星雲などを写し出すために赤道儀まで使って5分10分と露出し、それだけノイズも多いファイルからなおかつ淡い部分を浮き出させるためにものすごい強調をするのでノイズもすさまじいことになります。 しかし星景では前景が止まって写っていることが条件になりますし、その上で星まで止めて撮ろうと思えば露出は格段に短く、たいていは30秒以内になります。 そしてその処理も前景を不自然に明るくしてしまわないよう強調もほどほどです。 ということは、ノイズ処理も天体写真ほど徹底しなくても問題にはなりにくいということです。 一般の星景写真は上の条件から1枚撮りが多いと思いますし、そうなるとダークフレームも数多く撮る必要もなくなるので、カメラのノイズリダクション機能でもある程度は役に立つということです。 そういう意味ではRino1209さんの考え方は天体写真寄りで、星景を撮りながらそういう考えで処理を進められていることに新鮮さを感じたわけです。 やり方として間違っているわけではなく、逆に手間になるだろうに丁寧に事を進めようとしているなと感じるわけですね。 ただ、冷却改造されていないデジカメでは、連続撮影している限り露出時間にかかわらず温度は上がり続け、ノイズは増え続けますので、そうやって1枚ごとにノイズが増えてしまった、量が変化してしまったファイルを平均加算してもSN比はやらないよりはマシ程度の効果しかありません。 だいたい1枚ごとに30秒くらいは空けて撮るのが効果的とされています。 この30秒という時間を考えると、星景写真ではとても使える方法ではないことが分かると思います。 よって星景では1枚撮りであることが多く、ライトフレームが1枚なのでダークフレームも1~2枚、つまりノイズリダクションでもいいのではないかということになるわけです。 私も3年前にデジタルで天体写真に復帰した時は教科書のようなものも何もなく、毎晩何時間もネットを漁って勉強しました。 この世界はこの世界なりに難しく奥が深いです(^_^;)

    2011年05月22日00時23分

    Rino1209

    Rino1209

    昨晩、返事を書いて「書き込む」ボタンを押さずに そのまま終了してしまってえいたようです。 takuro.n様 せっかちなのでノイズリダクションの待ち時間がもどかしい、という感じです。 星空はゆったりと流れる時のようで、その実、シャッターチャンスと言える時間は短いと思いますし。 昨晩も、寝ようと思ったときに見た月が、雲がかかっていて良さげに見えたので 急いでカメラをセットしましたが、時すでに遅し。雲はもうありませんでした。 すばらしい星景写真を撮っていらっしゃる方の作品を見て どうやったらそこに近づくことができるのか思案しっぱなしです。 なによりもロケーションが重要だと思いますが。

    2011年05月22日20時42分

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    takuro.n

    >星空はゆったりと流れる時のようで、その実、シャッ ターチャンスと言える時間は短い まさにその通りですね。 私も大阪人でせっかちなので、望遠鏡ではそういうわけにいきませんが、実はカメラレンズで撮る星の写真は途中でレンズや対象を変えても出来るだけ感度も露出時間も同じにして、その晩に撮って帰るダークフレームは1種類8枚だけにして幾つもの写真に使い回してます(^◇^;) 同じノイズとの戦いでもその人の考え方や機材、対象によっても様々と思います。 実際試している人の情報というのが一番ありがたいので、また良い方法、組み合わせなどありましたら、是非、見せ、聞かせて下さい(^^ゞ

    2011年05月23日02時25分

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