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写真とは直接関係ないが、書籍「くらべてわかる蛾 1704種」を購入した。ひとこと「素晴らしい!」。待ち望んでいた内容で蛾の入門図鑑の決定版と言える。制作に当たって多大な苦労があったのは想像に難くない。この書籍を世に出してくれた著者と協力者・関係者へ感謝の気持ちが込み上げてくる。「はじめに」「あとがき」がなく制作秘話を聞けない点が、この書籍の唯一の問題かもしれない(笑)。
(2) 白バックの生態写真が美しい 蛾初心者である自分にとって標本写真よりも生態写真の方が楽しく、すんなり目に入ってくる。適当にページをめくって眺めるだけでも楽しい。
2023年06月30日19時07分
(3) 「色で調べるガの早見表」 この早見表には一部の蛾しか掲載されていないため、常に役立つものではない。しかし、上手くいけば、絵合わせで蛾の名前がすぐにわかる。また、後ろのページにある「さくいん」(あいうえお順)よりもスムーズに目的のページに到達できる。早見表1ページあたり60種ほどの蛾が小さな写真で掲載されている(全4ページ)。写真が小さい割には視認性がよく、この早見表を見ているだけでも楽しい。
2023年06月30日19時07分
(5) サイズは「前翅長」で表記 蛾のサイズが「開張」ではなく「前翅長」で記載されている。自分は標本を基本的にやらないので、地味にありがたい。
2023年06月30日19時07分
(6) 蛾の同定作業の取っ掛かりに 自分は蛾を同定する時、「南四国の蛾」(http://homapage64.private.coocan.jp/index.htm)からスタートすることが多い。このサイトには四国産蛾類図鑑の他に、色や大きさから蛾の名前を探せるページなどもある。書籍「くらべてわかる蛾 1704種」はもう一つのスタート地点を私に提供してくれた。ただし、本書に似ている蛾が掲載されていない場合がある(文句ではない)。例えば、ホソバトガリナミシャクとホシスジトガリナミシャクは似ているが、本書には前者のみ掲載されている。この図鑑だけで同定しようとせず、取っ掛かりとして利用し、他の情報源も参考にして最終的に判断する、という心構えが良いように思う。
2023年07月01日08時43分
(7) ハイコストパフォーマンス この内容で税込み2,310円は安すぎる。著者の労力・苦労を想像すると、この価格はリーズナブル・良心的・薄利といったものではなく、おひとよしレベルと感じる。くらべてわかる図鑑シリーズ優秀。「くらべてわかる淡水魚」は既に持っていた。今度は「くらべてわかるシダ」を買う。 以上。
2023年07月01日10時48分
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以下、書籍「くらべてわかる蛾 1704種」の感想をコメントしていく。 (1) 身近な環境で見られる蛾を中心に1704種 身近な環境で見られる蛾を中心に選定しており、しかも1704種も掲載されている。このフィルタリングはおそらくかなり絶妙で、蛾初心者を多くの場面で助けてくれるだろう。その一方、シュゼンジフユシャクやフジシロミャクヨトウといった静岡県限定の蛾も掲載されている(さすがにアサギリヨトウは掲載なし)。著者のこのあたりの感覚にニヤリとしてしまう。
2023年06月30日19時06分