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ボン大聖堂(ボンミュンスター)の東側の広場に、こんな生首のモニュメントがころがって?います。 初めて見るとギョッとしますが…(^^; これはボン市の守護聖人、聖フロレンティウスと聖カシウスの生首の彫刻です。 2003年に設置されたドイツ系トルコ人彫刻家の作品です。 ここボン大聖堂は11世紀から13世紀の間に建てられたドイツで最も古い教会の1つなのですが、彼らの墓地の上に建てられたものなんです。 歴史を遡ると…
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紀元3世紀頃の話… ガリアに侵攻していた彼らが所属するテーベのローマ軍団に皇帝マクシミアヌスが 「キリスト教徒を殺し、我を神として崇めよ」 という命を出したそうです。 先住民はキリスト教徒でしたが、テーベのローマ軍団もキリスト教徒であったことからその命に背いた結果、大虐殺が行われ、指揮官であった彼ら二人もボンで首を斬られたそうです。 そのときの姿がこの彫刻なんですね。 その後、ローマ帝国はキリスト教化し、4世紀になると皇帝コンスタンティヌス1世の母である聖ヘレネが、二人のための礼拝堂(墓)を建て、その場所の上に現在の大聖堂(ミュンスター)が建てられたとこのです。 ちなみに二人とともに行動し、ケルンで首を斬られた聖ゲレオンはケルンの守護聖人になり、聖ゲレオン教会のそばには同じ彫刻師が造った首だけの彫刻があります。
2023年06月03日06時31分