梅雨時の早朝に咲く野草で、観賞用・薬用としても栽培されます。先端に黄色い袋をつけているのがおしべで、その根もとから、長さ７mmほどの細胞が一列に並んだものが、おしべの毛で、肉眼でも見える植物細胞の小宇宙で、小学校の理科の実験にも良く使われました。ガンマ線などの放射線によって突然変異して毛の色が変化するため、1970年代から1980年代にかけては原発周辺で微量放射線モニタリングとしても植えられました。

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