TR3 PG@ ファン登録
J
B
旧市街広場を出発した送迎バス、その動きは全く予想もできないものでした… 気が付けば…少し小高い丘の上に大きな建物を背に騎馬像が立ち、幅広い通りを見下ろすサークルを通りかかりました。 調べてみると…ここはチェコの多くの歴史的な出来事を刻むヴァーツラフ広場でした。 あれ~~このバスどこへ行くの??(^^; 像は聖ヴァーツラフ像Pomník svatého Václava、背後の建物(写っていません)は国立博物館Národní muzeumでした。 コメント欄に続く…
TR3 PG@
さて、先ずは“ヴァーツラフ”…何度かこの名前が出てきていますね… 最初は「ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港」でした…その名はビロード革命の立役者で最後のチェコスロバキア大統領、初代チェコ共和国大統領のヴァーツラフ・ハヴェルを讃えたものです。 そして…このヴァーツラフ広場は聖ヴァーツラフ(騎馬像)に由来してなずけられたものです。 この聖ヴァーツラフとは…ボヘミア公のヴァーツラフ1世(Václav I., 907年 - 935年)のことだそうで、ボヘミアのキリスト教化を推進したものの反対派に暗殺され、チェコの守護聖人として崇められているそうです。 聖ヴァーツラフは先に紹介したカレル橋の旧市街橋塔に立っていた5体の守護聖人の内の一人です。 なお、ややこしいのですが、同名のヴァーツラフ1世(Václav I., 1205年 - 1253年)というボヘミア王がいるのですが、別人だそうです。 なお、この“ヴァーツラフ”というのはチェコでは男子の名前でよく使われるそうですよ(^.^) さて、紹介したヴァーツラフ広場 Václavské náměstíですが、プラハの新市街にある主要な都市広場の1つで、ビジネスと文化のコミュニティの中心地となっています。 多くの歴史的な出来事(1918年10月28日チェコスロバキア独立宣言、1938年5月危機、1945年プラハ蜂起、1989年ベルベット革命…)がここで起こり、デモ、お祝い、その他の公の集まりの伝統的な場所となっています。 1348年、ボヘミア王カール4世がプラハの新市街を設立し、いくつかの市場が造られ、かつてはその一つの馬市場施設がここだったそうです。
2023年03月26日06時14分