ojasojako
ファン登録
J
B
〜旅の日記より〜 九州の男は熱い、と聞いてはいたが早速一日目から洗礼を受けた。香春の道の駅の夜、窓を叩く音にドアを開けると「車中泊の勉強中なんですがちょっと話を聞かせてもらっていいですか?」と元高校教師だという初老のおじさん。矢のような質問の後、香春に来た理由を聞かれ、ボタ山に登りたかったこと、山頭火の常宿を尋ねたかったことを伝え、序でに五木寛之の話をしたら急に怒り出し「あれはダメだ」との御宣託。爽やかささえ感じる一本気。そして春一番は吹き去った。