arema21
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「大樹の下には何も育たない」ロダンのアトリエをわずか数ヶ月で去ったブランクーシの有名な言葉です。それほどロダンの存在は圧倒的でした。しかしポンポンは伝統に軸足を残し、ロダンの教えを受け継ぎながら、対象の本質により迫るため、フォルムの単純化に向かいます。1922年67歳で発表した「シロクマ」で一躍知られることになったポンポン。1933年77歳で亡くなるまでの晩年10年間が、動物彫刻家として最も活躍した時期になります。 ※写真のウサギはフラナガン「鐘の上の野兎」(群馬県立美術館)。