ホーム パール * 写真一覧 遊びにおいでね ココちゃん パール * ファン登録 ユーザートップ 写真一覧 ギャラリー お気に入り ファン ファンになっているユーザーの写真 ファンになっている ファンになってくれている 遊びにおいでね ココちゃん お気に入り登録61 126 D E 2022年05月04日13時54分 J B
随分前のですが ちようどこの季節に撮った写真がありました。 5月 花や緑の美しい季節ですね 愛犬ココと長男の話はコメント欄にあります コメント1件 パール * 新居の片付けがだいたい済んで、長男が朝一でココを迎えに来た。 長男、まずは自室に置いてあった、 ココがパピーの頃使っていたケージを一人で解体してクローゼットへ。 クローゼットの中に趣味の道具などは残されているが、 部屋そのものはケージがなくなって急に広くなった。 その後、さまざまなものを片づけ大掃除。 男の子はやるときは徹底してやる。 またしてもゴミが大量に出たが見違えるように部屋はきれいになった。 それが終わると、新居に持っていくものや ココ関連のさまざまなものを荷造りし車に積んだ。 夫が 「昼ごはん食べにいこう。 ココちゃん少しだけ留守番しててね」 と、末っ子も一緒に皆で和食の店へ行く。 朝早くから来て大掃除して荷物を運んで疲れてた長男。 家に戻ると、お腹が一杯になってウトウトし始めた。。 この一ヶ月、さぞかし慌しい日々だったことだろう。 ほんとはそのまま寝かしてあげたいくらい。 なんだか名残惜しい。 これでココを連れていくと完全に長男は家を出ることになる。 4月半ばには実質、新居で婚約者との生活を始めてはいたが、 たまに荷物を取りに来たり、役所に行くからと 有給を取って戻ってきて泊まっていったこともあった。 でも、そのような用も一通り終わっているのだ。 「そろそろ行くか?」夫が声をかける。 「休日だからそうでもないけど道混むかもしれないし」 夫が車のエンジンをかけに行き 長男は身の回りの物や残りの荷物を積み終えた。 わたしは玄関でココを抱っこしていたが、 ココはいつものお出かけとは違う様子を察し 不安になったのか震え始めた。 そんなココを長男に渡す 「また、来るよ」 「身体にだけは気をつけて」 ココと長男も車に乗り込んだ。 すると逆に、はしゃぎ始めたココ。 どうやら楽しいお出かけだと勘違いし、ご機嫌になったようだ。 《 ドッグランに行くのかな〜? 》 あっちキョロキョロ、こっちキョロキョロ こちらに気付いたのかキョトンとした顔で見ている。 《 あれ?お母さんたち一緒に行かないの? 》 夫が運転席の窓を開けた。 わたしは助手席にいるココと長男に手を振った。 声をかけたいけど声が出ない。 すでにもう胸が詰まって一杯だったのだ。 夫が軽くクラクションを鳴らし、ゆっくりと車は発進した。 道を曲がってテールランプが見えなくなると、 わたしは家の中に入った。 ダイニングテーブルの椅子に座った瞬間、 こらえていた涙が出てきて、しばらくの間、何も出来なかった。 coco 2022年05月05日18時16分 同じタグが設定されたパール *さんの作品 最近お気に入り登録したユーザー オールドローズ ファン登録 basseki3 ファン登録 hisabo ファン登録 うめ太郎 ファン登録 e.noah ファン登録 Mitsu-ki ファン登録 おさんぽカメラ ファン登録 草刈 ファン登録
パール *
新居の片付けがだいたい済んで、長男が朝一でココを迎えに来た。 長男、まずは自室に置いてあった、 ココがパピーの頃使っていたケージを一人で解体してクローゼットへ。 クローゼットの中に趣味の道具などは残されているが、 部屋そのものはケージがなくなって急に広くなった。 その後、さまざまなものを片づけ大掃除。 男の子はやるときは徹底してやる。 またしてもゴミが大量に出たが見違えるように部屋はきれいになった。 それが終わると、新居に持っていくものや ココ関連のさまざまなものを荷造りし車に積んだ。 夫が 「昼ごはん食べにいこう。 ココちゃん少しだけ留守番しててね」 と、末っ子も一緒に皆で和食の店へ行く。 朝早くから来て大掃除して荷物を運んで疲れてた長男。 家に戻ると、お腹が一杯になってウトウトし始めた。。 この一ヶ月、さぞかし慌しい日々だったことだろう。 ほんとはそのまま寝かしてあげたいくらい。 なんだか名残惜しい。 これでココを連れていくと完全に長男は家を出ることになる。 4月半ばには実質、新居で婚約者との生活を始めてはいたが、 たまに荷物を取りに来たり、役所に行くからと 有給を取って戻ってきて泊まっていったこともあった。 でも、そのような用も一通り終わっているのだ。 「そろそろ行くか?」夫が声をかける。 「休日だからそうでもないけど道混むかもしれないし」 夫が車のエンジンをかけに行き 長男は身の回りの物や残りの荷物を積み終えた。 わたしは玄関でココを抱っこしていたが、 ココはいつものお出かけとは違う様子を察し 不安になったのか震え始めた。 そんなココを長男に渡す 「また、来るよ」 「身体にだけは気をつけて」 ココと長男も車に乗り込んだ。 すると逆に、はしゃぎ始めたココ。 どうやら楽しいお出かけだと勘違いし、ご機嫌になったようだ。 《 ドッグランに行くのかな〜? 》 あっちキョロキョロ、こっちキョロキョロ こちらに気付いたのかキョトンとした顔で見ている。 《 あれ?お母さんたち一緒に行かないの? 》 夫が運転席の窓を開けた。 わたしは助手席にいるココと長男に手を振った。 声をかけたいけど声が出ない。 すでにもう胸が詰まって一杯だったのだ。 夫が軽くクラクションを鳴らし、ゆっくりと車は発進した。 道を曲がってテールランプが見えなくなると、 わたしは家の中に入った。 ダイニングテーブルの椅子に座った瞬間、 こらえていた涙が出てきて、しばらくの間、何も出来なかった。 coco
2022年05月05日18時16分