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第二千八百五十作 「桃も林檎も みな咲かせてゐて 雨あがり」 長野県中野

第二千八百五十作 「桃も林檎も みな咲かせてゐて 雨あがり」 長野県中野

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  • 第二千八百六十四作 「通りすがりのお社が やけに気になる昼下がり」 岡山県岡山
  • 第二千八百六十三作 「植え終へれば どこからともなく不如帰」 茨城県常陸大宮
  • 第二千八百六十二作 「映して 青葉あをあをと 水の清さ」 滋賀県醒井
  • 第二千八百六十一作 「皆一様に 齢をかさねて 競馬場の風青く」 東京都府中
  • 第二千八百六十作 「石橋を 渡れば風に 汐の香かすか」 宮崎県日南
  • 第二千八百五十九作 「鬼の城 登りつめたる 青嵐」 岡山県総社
  • 第二千八百五十八作 「つくね突きて この酒を 雨の夜の望月や」 静岡県浜松
  • 第二千八百五十七作 「天満宮 詣でてくだれば 風薫るままの川辺」 大分県臼杵
  • 第二千八百五十六作 「ひと仕事 終へてそよいで 鯉のぼり」 広島県世羅
  • 第二千八百五十五作 「浅ましさ 写せば金とると言ふ ご大層に駱駝」 鳥取県鳥取
  • 第二千八百五十四作 「のぼれば 石垣 青葉の山へと」 愛媛県愛南
  • 第二千八百五十三作 「村から村へ あてなくあゆむ」 奈良県高取
  • 第二千八百五十二作 「一念有りて お社くぐれば 青葉の風吹く」 大阪府石切
  • 第二千八百五十一作 「雨空 仰げば 山を観てゐて ひとり」 静岡県浦川
  • 第二千八百五十作 「桃も林檎も みな咲かせてゐて 雨あがり」 長野県中野
  • 第二千八百四十九作 「晴れて青風の 水田を渡る」 山口県阿東
  • 第二千八百四十八作 「駆けのぼつて 崖下の荒波 蒼醒めて」 高知県大月
  • 第二千八百四十七作 「石州の甍眩しく 汐の香りを」 島根県温泉津
  • 第二千八百四十六作 「酔ふてあるいて あの山並みの青さ」 岡山県勝山
  • 第二千八百四十四作 「まだ咲ひてゐる 咲かせてゐる」 福島県浪江 
  • 第二千八百四十五作 「ひとり ひつそりゐて 信州のさくら」 長野県中野
  • 第二千八百四十三作 「振りかへつて 雪まだ深き 月の山」 山形県西川
  • 第二千八百四十二作 「鬱金香 方程式の夢を見し 寝汗」 広島県世羅
  • 第二千八百四十一作 「ほととぎす ほがらかに 茶の葉あをあを」 高知県池川
  • 第二千八百四十作 「むらさきの 花が咲かせて 春の潮聴く」 徳島県日和佐
  • 第二千八百三十九作 「よみがへつて つくしんぼう いちめん」 山形県鶴岡
  • 第二千八百三十八作 「あるいて のぼつて ふりむいて 坂」 鹿児島県曽於
  • 第二千八百三十七作 「流れ落つ 水のあかるさは 若葉」 大阪府箕面
  • 第二千八百三十六作 「落としても なほ主張する 椿の健気」 京都府加茂
  • 第二千八百三十五作 「つまづひて 奥山ひそかに 片栗の花」 山形県鶴岡

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  • 第三千三百九十五作 「腰かけて やうやう落ちつく 川おもて」 静岡県月
  • 第三千二百五十二作 「大水の 濁りと巻いて 洗い流さる」 茨城県常陸大宮
  • 第三千二百五十九作 「風の中の 畑の中の 一本確固と根を下ろし」 青森県横浜
  • 第三千四百十四作 「水底に 沈みし想ひは 山のしづかさ」 愛知県豊根
  • 第三千六百七十一作 「ゆふ暮るる 田んぼ見まはれば 汐の香」 石川県志賀
  • 第三千四百二十五作 「石に腰を もう奥山は 雪の便りで」 山梨県甲府

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