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デジタルな神様

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    「なんだこれは?」 「はい。これはデジタルプリメインアンプです」 「写真が高画素質化して綺麗な写真が見られるようになったように、音の情報量が多くても綺麗な音が聞けるようにするものです」 「?????」 「わかりませんか?」 「うむ。わからん!」 以下、コメント欄に続きます。

    コメント9件

    こう月

    こう月

    「技術革新は新たな常識を生む」 ワイプ、ひな壇芸人。 これらの言葉はテレビがハイビジョンになった為に生まれ言葉だ。 ワイプとは、テレビの中にさらに小さいテレビの画像を窓のように作り、スタジオの出演者の顔などを映す手法。 ひな壇芸人とは、ひな人形のように段を作り、芸人を何列にも並べる手法。 こういった手法は、アナログ放送では情報量が少なくぼやけていた映像が、デジタル放送に変わり、細かな映像が見られようになったことで生まれた。 これと同じことが音の世界にも起きている。 キーワードは配信、デジタル、歌い方。 「レコードからCDへ。そして配信へ」 わたしは最近、配信で音楽を聴く。 音をデジタル情報に変換してインターネットで配信するAmazon Music Unlimitedは、7,500万曲以上の音楽が聴ける。 これは、昔のレコードの曲から最新のYouTubeのヒット曲まで、ほぼすべての曲が聴けるということ。 そこで気がついたことは、昔のアナログレコードにはそれに合った歌い方で、最新のYouTubeの曲はそれに合った歌い方で歌っているということ。 すなわち、アナログの歌い方は情報量が少ないがゆえに、分かりやすくハキハキ歌う。 一方、デジタルの歌い方は情報量が多いので、細かな息づかいやブレスの音まで収録されてしまう為、かすれ声や自分の使えるテクニックのすべてを駆使して"細かな"情景まで表現する。 どちらが良いとはいえないが、共通していることは、人がテクノロジーに合わせて工夫しているということだ。 「神は"細部"にやどる」 ここで面白いのは、細かくしていけばいくほど人の耳がそれに対応していくということ。 その音の違いを徐々に認識していくということ。 具体的には音が一つずつ粒のように聞こえたり、重なり合っていた音がしっかり分かれて聴こえたりする。 それにともなって歌い手の細かな心情や、表現したい世界観がはっきり"細部"まで見えてきたりする。 これらは細かなデジタル情報の恩恵なのだが、デメリットもある。 耳と頭が疲れるのだ。 当たり前のことだが、細かなものをずっと見ていると目が疲れるように、細かな音をずっと聴いていると耳が疲れる。 それとともに、頭も一緒に働いている為に頭も疲れる。 そんな時に、ぼやけた昔のレコードの曲を聴くと癒される。 情報量は多ければいいというものではない。 悲しいかな肉体には"限界"があり、人はそれを超えることはできない。 もしそれを超えることができるとしたら、限界のない"デジタルの力"をかりること。 人工知能は、人間の脳を"デジタル情報"で再現することを目指している。 その力で、ものごとを極限に細部まで見ることができれば、"すべて"を理解できるようになるかもしれない。 昔から匠の職人はその生涯をかけて究極にまで"細部"に気を配り、技を極めて「神の手」を持つまでになっていった。 同じように、テクノロジーによって究極にまで"高精細細"なデジタル技術が生まれれば、「神の視点」に近づくのかもしれない。 「?????」 「やっぱりわかりませんか?」 「さっプリ(アンプ)わからん!!」

    2022年04月28日10時20分

    YaK55

    YaK55

    こんにちは^^いつもお世話になっております、目かはよく分かりませんが・・フィルムからデジカメに・・もう戻れませんよね^^、そんな感じに思えます、今後ともよろしくお願いいたします。

    2022年04月28日13時03分

    こう月

    こう月

    YaK55さん、お世話になります(^。^) 一度便利なことを覚えるとなかなか元には戻れませんよね。 フィルムにはフィルムの良さがあると思うのだけど、 今は真空管アンプに興味が出ているのですが、うまくデジタルと付き合えるといいですね。

    2022年04月28日20時55分

    基線長

    基線長

    とても温かい感性があって、含蓄深い文章、エッセイとしても素晴らしいですね。あの写真家のハービー山口氏のようです。ハービー氏の書かれたものをものを読むとその感性があたたかくていいなあと感じますがそれと同じように感じます。  デジタル時代の風潮は曖昧さを排除して直截なものになって現代人の時間の効率化には資していているように感じますが、本来はいろんなものはコストがかかる複雑なものだと思いますね(^^)。

    2022年04月30日05時18分

    こう月

    こう月

    基線長さん、ありがとうございます(^.^) バービー山口氏の写真は、何度か雑誌でお見かけしました。 射抜くような視線の少女の写真をよく覚えています。 なかなかあの域に到達できるとは思いませんが、近づきたいとは思います。 たしかに、アナログにはコストはかかりますね。 それをコストと考えるのか、貴重な体験と考えるのかで人生が変わるかもしれません。

    2022年04月30日15時06分

    boutnniere

    boutnniere

    面白く読ませていただきました!なるほど!と思いましたね。 レコードやフィルム写真が前時代的であっても、この世から無くならない理由がわかった気がします。

    2022年05月05日19時32分

    こう月

    こう月

    boutnniereさん、読んでいただいてありがとうございます!! レコードやフィルム写真は、どこかのマスターがぼやけていて好きだという話を聞きました。 そういう心はわかる気がします。 そうなってくると、小さい頃からデジタルの音しか聞いてこなかった世代がどう思うのかも気になるところです。

    2022年05月07日12時56分

    デーデーポッポ

    デーデーポッポ

    なるほど、、、 私はアナログ人間なので全て自作管球アンプ、そしてCDではなくレコードをMCカートリッジを FRの昇圧トランスで(^ー^) ちなみにプリは C-22 のイコライザ部だけか CR 結合 で聴きます。 ただし、CD を聴くときは ラックスの CL-350 です(^ー^) 石は整然とした基板が美しいですね〜

    2022年07月05日15時22分

    こう月

    こう月

    デーデーポッポさん、ありがとうございます。 私はこの前までは完全なデジタル派だったのですが、最近真空管の響きに触れて、収集することにも喜びを感じるようになりました。 近々写真をアップしますね。 私はまだ初心者なので、わからないことが多いですが、少しずつ勉強していきたいと思っています。

    2022年07月18日10時14分

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