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失敗の力学

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    "心技体"という言葉がある。 よく道場に額に入って飾ってあるイメージ? わたしはこれを見て、昔から居心地の悪さを感じていた。 なんとなく違うんじゃないかな〜という感覚。 たぶん、心と体が離れていることが気になっていたのかな? 最初に心がくるのはわかる。 じゃあその次に来るものは? 以下コメント欄に続きます。

    コメント4件

    こう月

    こう月

    「人が失敗する時の法則」 失敗の"流れ"は必ず心、体、技の順に起こる。 心が乱れ、体が乱れ、技が乱れる。 具体的には「自分の行動は間違っているのではないか?」と疑い、迷う。 それは必ず体にあらわれる。 そして、技(行動)が乱れる。 だから"失敗の流れ"を断ち切ることが重要。 例えば、落ち込んで食欲のない時こそしっかり食べて体を整える。 "失敗の流れ"を逆流させることも重要。 例えば、迷っている時こそ、体の声を聞く、自分の声(歌えたら歌声)を聞いて、心を落ち着ける。 そして、迷いなく自分は正しいと確信している時、体は乱れずに技も鋭い。 しかし、ヒトラーの演説のように"実際は間違っていても"迷いなく自分は正しいと確信している時も技は鋭い。 「窮鼠猫を噛む」 最初は逃げ惑っていたネズミは、とうとう追い詰められた時に、迷いなくこちらに襲いかかってくる。 同じような例が、今現在ウクライナで起きている戦争。 ロシアは圧倒的に強いが、迷いなく立ち向かってくるウクライナの技(行動)は鋭い。 両者に共通している点は、迷いがないということ。 そして、その行動の結果、甚大な被害が出るということ。 それは"正しくはない"ということにほかならない。 「正義とは自由、福祉、美徳のバランス良い状態」 ねずみは逃げて生き延びるためにすばしこい。 国家は国ではなく、国民を守るためにある。 自分より強いものに立ち向かう姿勢は、自由というパラメーターは高いが、福祉(弱い命の尊重)というパラメーターは低い。 そう考えると窮鼠もウクライナも"バランス"の良い状態とはいえない。 だいぶずれてしまったので、話しを戻そう。 これまでは迷いのデメリットばかりみていた。 しかし、メリットもあるのではないか? 迷いは技を鈍らせるだけの存在か? 否。迷いは変化を生む。 迷うことで、いったん思考の連鎖が止まり、違った道を模索する。 しかし、思考が止まったことでスキができるうえに、違った道の模索にも時間がかかるためピンチに陥る。 「迷いは試練を生む"逆境"になる」 その時、迷いによる"逆境"を体が受け止めることができれば、変化することができる。 しかし、現実にはなかなか難しい。 なぜこれが難しいのかというと、迷いは心を乱し、心が乱れると体が乱れる、体が乱れると逆境を受け止めることができない。 完勝できない"一人じゃんけん"をやり続けているようなものだ。 できることといえば、迷いに対して心と体を準備しておくことくらいである。 あとは、経験を積んだり本を読むことくらいかな? そうすれば失敗のパターンを予測しやすくなる。 なんにしても、失敗の流れは心→体→技の順番に起こるのだから、その流れを阻害するのが寛容である。 デカルトは「我思うゆえに我あり」と言った。 まずは、思いという心が体を存在させ、体が外界と触れることで、技(行動)を作り出した。 そう考えても、体は心と技を繋ぐ"パイプ役"であるのだから、真ん中にあるべきだと思う。 やっぱり、心技体ではなく「心体技」だと思う。

    2022年04月18日14時16分

    こう月

    こう月

    ここで終わろと思ったのだけど、体についてもう少しだけ、、 「強い体はなんによって決まるのか?」 体はパイプ役であるのだから、心からの流れを技にちゃんと伝える役割がある。 パイプは硬すぎてひび割れてもいけないし、柔らかすぎてたるんでもいけない。 イメージではなく実際に人を見た時、肉体的な強さはわかる。 でも、肉体的に強そうな人でも、落ち込んで目がうつろな状態だと強そうには見えない。 体の強さは体だけでなく心にも影響を受けそうだ。 例えば、ヒステリックに騒いでいる人に面と向かって立ち向かっていくのは大変そう。 それは体のエネルギーは大したことないとしても、心のエネルギーが大きそうで、自分がそれに勝てそうもないと思うからだ。 もし、自分の方が正しいと思っても、ヒステリックな人に勝てないと悟って、負けを認めてしまうかもしれない。 また、いじめにも同じことがいえる。 いじめの被害者が、いじめられるごとに元気がなくなっていくと、いじめるている側は余計にいじめようと思う。 しかし、いじめられるごとに逆に元気になっていったら、いじめている側は怖いと思っていじめをやめるだろう。 それば"強さ"だからだ。 弱く見えた人でも、挫折して、周りに的確なアドバイスをしてくれる人がいて、正しく反省して、変わっていく姿を見た時、その人の周りの環境も含めて"強さ"を感じるだろう。 また、本当に体が強い人は、未来を見ることができる。 その未来に向けて、自分の肉体を変えていく。 "しっかり食べる"とはその初歩の段階かもしれない。 挫折はするが、それに対応していこうと準備している。 まわりの人にはその強さはなかなかわからないが、感じられる人には"オーラ"として見えるかもしれない。 まとめると体の強さとは体だけでなく、心やまわりの人達や、"柔軟"に対応していく力が含まれている。 体の強さは必ずしも見た目だけではないのだ。 そう考えていくと、"逆境"を受け止める体の強さのヒントが見えて来るかもしれない。 少し長くなりましたが、こんなところで、、 読んでいただきありがとうございました(^o^)/

    2022年04月17日18時29分

    hiro.n

    hiro.n

    ごぶさたしております。 「心体技」それは思いつきませんでした。体が中心という考え方、確かに言われてみればそうですね。 自由と福祉は、どちらも正しいのに相反する概念ですから(自由が勝てば格差社会、福祉が勝てば社会主義になってしまいます)、もうひとつ美徳が加わると、喧嘩せずに仲良く共存できそうですね。

    2022年04月21日17時51分

    こう月

    こう月

    hiro.nさん、お久しぶりですm(_ _)m さすがの洞察力ですね! 美徳にそんな役割りがあるとは気がつきませんでした。 違った人種や思想でも、同じ美徳を共有できれば互いに尊重し合うことができるかもしれません。 そのために、文化や美術や芸術を素晴らしいと思う感性は貴重ですね。 もちろん写真も、、

    2022年04月24日07時06分

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