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流星が華を添えて

流星が華を添えて

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    しぶんぎ座流星群の日、流れ星が流れないことも考えて、日がかわる頃までは通常の星雲や銀河の撮影をしていました。これはAP赤道儀とMGEN3のセットで撮ったものです。 極軸望遠鏡で極軸をほぼほぼ合わせた上でMGEN3を使ったので、フルサイズ換算408mm 4分でもバッチリ追尾してくれました。 ここはオリオン座の中でも有名な馬頭星雲とオリオン大星雲です。両方を一度に撮影しようとすると真ん中が空いてしまい、悩ましい構図になってしまうのですが、なんと1枚目のど真ん中に流星が写り込んでいました。

    コメント56件

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    ここは衛星がよく通過する星域で、普段は衛星の軌跡は消してしまうのですが、それをすると流星まで消えてしまうので、今回は残しています。流星はど真ん中の1つだけで、他の軌跡は全て人工衛星のものです。この夜は肉眼でもたくさんの衛星が見えました。 《撮影データ》 2022年1月3日 22:19~撮影 カメラ:CANON EOS Kiss X6i(SEO SP4天体改造機) レンズ:FS-60CB(タカハシ 屈折望遠鏡)+ レデューサー = 255mm 赤道儀:AP赤道儀2軸モータードライブ(ビクセン) ガイド:焦点距離100mm f2.8ガイド鏡(コーワ)+ MGEN-3 f4.2 ISO:1600 SS:240秒 HEUIBⅡフィルター使用 ライト 17枚 ダーク 12枚 フラット&フラットダーク 各50枚 処理:RAP2 => SI => PI => Ps => Lr

    2022年02月03日01時18分

    ゆず マン

    ゆず マン

    いい色出てますね~ 流星お見事です♪(^^) やはりMGEN3いいですね~ 半導体関係の部品調達遅れは益々酷くなってるので、1年は入荷しないかもですが( ノД`)シクシク…

    2022年01月10日19時20分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    ゆず マンさん、こんばんは。ありがとうございます。 今日はお疲れ様でした。これに懲りずにまた行きましょう。 MGEN3、購入予定でしたら、今のうちに予約を入れておきましょう。 私が買った時も予約が優先ですが、余分が入ってるので…ということで回してもらえました。

    2022年01月10日19時43分

     おいでやす

    おいでやす

    星¿類がいつもきれいにみれるもんですね

    2022年01月11日14時23分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    ロールさん、ありがとうございます。 正直、天体が撮影できる日って、そう多くはありません。 月明かりがなく、雲もない日は翌日が仕事でも無理をして出かけます。^^;

    2022年01月11日19時06分

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    takuro.n

    遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。 賀状だけでなくわざわざメールまでありがとうございました。 もうこの5~6年天体写真だけでなく1眼レフでの写真そのものを全く撮っていませんでしたので、顔を出したものかだいぶ迷いましたが、やはりご挨拶はと思い、とりあえず最新の星雲写真の所に挨拶と一緒に久しぶりに感想を書かせてもらいます。 まずは、上手くなりましたね~ 以前とは比べものにならないくらい自然でまとまりがあると思います。 そして、天体写真もデジタルになってからはハードもソフトも日進月歩ですから、そういう新しい部分ではもう私が口を出す余地はまったくありませんし、そもそも5~6年前まで自分がやっていた操作ももう全て忘れてしまいました(^_^;) ただ、それ以前にそもそも天体写真も写真の一分野だという点や、天体に関する知識に関しては変わらないと思いますので、そういう観点からせっかく久々に出てきたので大きいこと、細かいこと含め幾つか。 まず最初に感じるのはコントラストの不自然さ。 これは幾つか要因があるんですが、まずヒストグラムを見ると黒レベルが50くらいになっていますが、以前は30くらいが良いのではとされ、私自身もいろいろ試してだいたい25~30くらいになることが多かった気がしますが、これは何か理由があるんでしょうか。 淡いガス雲を出したい、しかしノイズは目立たせたくないということであれば、それは基準点を厳密に割り出してトーンカーブで行うべきで、ヒストグラムの山の幅を狭めるということは階調を捨てているということであり、基本的には写真としてあまりやるべき方法ではありません。 以前黒レベルは30くらいが良いとされていたのは、最終的にプリントする場合、バックの宇宙空間が明るすぎず締まった暗い色になるのがこのくらいが良いのではといった議論があった気がしますが、プリンタインクや写真用紙の進化などでもし最近こういう観点での変化があったのならすみませんm(__)m そして全体のコントラストですが、なぜか大星雲中心部は完全に白飛びするくらい飽和してるのに輝星の方が何か輝き感が乏しく感じないでしょうか。 輝星をよく見て下さい、なんか中心部が少し暗っぽく、微かですがドーナツ状になってないでしょうか。 これは星マスクや星雲マスクなど使った場合に、つまり対象を区別するマスク処理を行った場合に起こりがちなんですが、最終的には輝度マスクを作って全体トータルしての輝度の調整を行うことで自然で輝き感のある天体写真に仕上げることが出来ます。 なんと言っても星はガスに対して輝点であり、特に一番明るい星の中心部が完全に飽和してその写真の中で一番明るい部分であるのが自然です。 写真のコントラスト感を最大限出すためには、その一枚の中で一番明るい場所はちゃんと明るく、暗いところは暗く表現するのが常套手段ですが、天体写真の場合やはり一番明るい星中心部と本来ほとんど真っ暗なはずの宇宙空間との差を出来るだけ大きく取るのがメリハリのある、コントラストの効いた出来上がりに効果があるわけですね。 なんか久しぶりに書いてたらやたら長くなってきたのでちょっと切ります(^_^;)

    2022年01月12日22時31分

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    takuro.n

    って、最初のコピペしてたら気が付きましたが、もっと新しいのが上げられてますね(^◇^;) まあせっかくこの写真について書き始めたので次はカラーバランスについて(^_^;) 最初に気になったのは真ん中の流星の色ですが、よく見ると確かに少しエメラルドがかっても見え、となるとほぼ流星で間違いないはずですがなんかくすんだ色に見えるのはなぜか気になってカラーバランス調整し直してみるともっとエメラルドが出てきて流星っぽい見た目になったと同時に、青っぽい星がシアンがかってしまいました。 これはなんて言うんでしたっけ、StellaImageの色彩強調機能使うと組み合わせによってそうなることがありますね。 私も赤を強調したくて他には目をつむってそれを使うこともありましたが、今回のように真ん中に流星が入っているのが一つのポイントであるなら、やはりそれを大事にしてやりたかった気がします。 なんと言っても両側の星雲に比べて小さく、一見衛星と混同してしまいそうな雰囲気なのでなおさらのこと、流星独特のエメラルドが写っているならそれを活かしてやるようなカラーバランスの取り方や処理をしてみたかったところな気がしました。

    2022年01月12日22時51分

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    takuro.n

    また、燃える木の色がこれだけ赤味がかってしまってるのも同じ理由かと思いますが、これも本来馬頭星雲とは違う系統の色味であることで別々の星雲であるという存在感があるわけですから、そういう意味でもちょっと赤に拘りすぎてせっかく写っている他の対象の持ち味を消してしまってるかなと感じるわけですね。 このように、何がしたいかだけでなく、時にはその写野に何が写っているのかを考えた色の強調、あるいは強調しすぎないことも必要かと思います。 後は細かいことですがダークの引きすぎがあるのと、この鏡筒ではちょっと考えにくいんですが赤ハロ傾向が見えるのが気になるくらいでしょうか。 っと、書きたいだけ書いてからもう今のカイヤンさんなら当然分かっていることばかりだったかと恥ずかしくなってきましたのでこのへんにしておきます(^_^;) それではまた機会があれば、その折りにもよろしくお願いしますm(__)m

    2022年01月12日22時51分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    takuro.nさん、お知らせの所でtakuro.nさんのお名前を見た瞬間、嬉しさのあまり固まってしまいました。出てきてくださって、本当にありがとうございます。 明けましておめでとうございます。本年もと言いますか、これからもずっとご指導よろしくお願いします。<(_ _)> 画像についてですが、RAP2や最新のステライメージ、PixInsightを導入したものの、技術的には以前から全くと言っていいほど上達していません。最初にtakuro.nさんに教えていただいた「ノイズや光害等、余計なものを除去していくと、本来の色が浮かび上がってくる」ということが常に頭に残っていますので、「ここはこんな色のはずだ」という感じでの処理はやっていないつもりです。 私の低いレベルでもできる方法として、カムイミンダラさんに教えていただいた、輝度マスクを使ってトーンカーブで持ち上げるということをやっています。その操作を2度程繰り返しています。その後、軽くNikCollectionをかけて、LightRoomのヒストグラムでRGBを合わせて仕上げています。それでも色の出が悪い場合はPhotoshopの色域指定で、その色を持ち上げることもありますが、その時にもしかすると偽色になっているのかもしれません。 流星の部分だけ持ち上げて…という処理は恥ずかしながら、まだできないレベルなのです。^^; 色んな方に教えて頂いても、なかなかレベルアップできないでいます。それでも星空が好きなので、今年もチャンスがある限り撮影に出かけるつもりです。 たとえtakuro.nさんが撮影しておられなくても、私にとっては天体写真の世界に導いて指導して下さった恩師であることはこれからも変わりません。 毎回とは言いませんので、また時々でもこちらでアドバイス頂けると嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。 この度は本当にありがとうございました。<(_ _)>

    2022年01月13日08時01分

    yoshimpc

    yoshimpc

    お、ほんとだ。ハロー、もしもし??師匠げんきですかー 今更気づいたんですが見てないかもしれませんが、顔を出したものかどうか迷うなんておっしゃらないで顔を出してください。(とはいえ自分も撮ってないとなんか書き込むのが億劫になるのでそういう気分はわかります)撮ってなくてもディープなカメラの話、しましょうよ?

    2022年01月30日18時43分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    yoshimpcさん、ありがとうございます。 このコメント、yoshimpcさんがよろしければ、そのままtakuro.n師匠にメールで送ろうかと思うのですが、よろしいでしょうか?

    2022年01月30日18時52分

    yoshimpc

    yoshimpc

    はい。よろしくおねがいします。 やっぱりここは師匠に出ていただかないと締まらないですからねー 真面目な人なので自分は今はやってないしとか思ってるのかもしれませんが、この世界に引きずりこ、、いや、誘っていただいたものとしては何とも懐かしく、是非またカメラの話などしたいものです

    2022年01月30日18時54分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    早速のお返事、ありがとうございます。 早速、takuro.n師匠にメールしておきます。^_^

    2022年01月30日19時06分

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    takuro.n

    カイヤンさん、yoshimpcさん、ご無沙汰してます。 カイヤンさんには重ねてのメール、ありがとうございました。 ほんとは前回書いたコメントでは伝わりきらない部分があったなと、一回コメント入れた以上、やはり書いたことに責任もあるやろうからもっと早くもう一度重ねてコメント入れたかったんですが、何かとやることが多くて延ばし延ばしにしてしまってました。 私はもうこの6年くらいですか、ここに写真上げなくなって以来ほんとに天体写真だけでなく1眼を使うことも1度もありませんでした。 なのでyoshimpcさん、この世界はハードもソフトも日進月歩ですから、今の私ではディープなカメラの話題など逆さに振られても出来ません(^◇^;) でも天体写真の表現に関してはもう少し書いておきたかったこともあります。 って、下書きしてたらまだまだ長くなってしまったのでいったん切ります(^_^;) またゆっくり書き続けさせてもらいますね(^^ゞ

    2022年02月02日11時39分

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    takuro.n

    続き まず、 >「ノイズや光害等、余計なものを除去していくと、本来の色が浮かび上がってくる」 これは天体写真処理の前半、出来る限り質の良い元画像を得るための基本で、この段階ではこれ以外に考えるべき事はほとんどありません。 撮影対象以外全てノイズと極論すれば、センサー由来、光学系由来、ダークやフラット等の温度管理由来等、全てのノイズ、そして光害もまったく無い元画像が得られれば、後は天体写真処理の後半でいくらでも好きなように表現出来ます。 この写真を拝見すると、この段階の作業は概ね基本に忠実に行われていると感じますが、小さいこととして書いたダークの引きすぎ、つまりダークの方が高い温度で撮られているのではという点と、この光学系ではちょっと考えにくいんですが中間くらいの明るさの星に少し赤ハロというかパープルフリンジ傾向があるかなという点でまだもっと詰める余地はあるかなと思います。 ちなみにダークの引きすぎはお分かりの通りもっと温度管理すればいいことですし、赤ハロかフリンジについてはピントが来ているときにこそ出るものですので光学系由来とすればPhotoshopの現像ソフトでフリンジ対策機能があり、パープルフリンジとシアンフリンジに対応出来ますので、今回の場合はパープルフリンジ対策を他に影響が及ばないよう閾値を追い込んで使えば、少なくとも中間星の周りに紫の輪っかが出てしまっている物は恒星本来の色では無いので消すことが出来ますし、明るい星にも少しシアンがかった物があるようで、これも気になるならシアンフリンジ対策してみるともっと本来の色、自然な色にしやすくなると思います。 また続く

    2022年02月02日14時24分

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    takuro.n

    続き そして私が書きたかったのは次の段階、作った元画像からいかに見せたい物を強調し、かつ自然さを失わないか、ということです。 前段階であらゆるノイズを取り去った元画像が出来ている前提で書きますが、自分が見せたいように強調していくというのは楽しいもので、ノイズが無い質の高い元画像であればあるほど強く強調をかけていけますね。 そしてそこでつい自然であることを考えなかったり強調の誘惑に負けたり、あるいは技術が無くて不自然になったりします。 写真における基本的な強調とは輝度的強調と色的強調の二つですが、それ以外に輪郭強調といったものもあります。 このうちまず輝度的強調についてですが、恒星と星雲、どちらが明るいでしょうか。 これを考える場合必要なのは絶対等級(絶対光度)と見かけの明るさに関する知識です。 まず絶対等級というのは全ての対象を地球から同じ距離に置いたときの光度で、見かけの明るさというのは文字通り現在夜空を見上げて見える明るさと思えばいいです。 星の明るさはそれぞれですが、大きな違いはその星の相対的な年齢で、材質の問題から生まれたばかりの星は青白く明るいことが多く、年を取るにつれて黄色から赤へと暗くなっていきます。 それに対して星雲はガスですから、たとえ新しい星が生まれようとしている星雲であっても青白い明るい星より絶対光度が明るいということはまずありませんし、そもそも夜空を見上げたときにオリオンの大星雲などという最も明るい星雲であっても星より明るくは見えません。 また続く

    2022年02月02日14時25分

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    takuro.n

    続き 天体写真における輝度的強調とはほとんどの場合淡い星雲を浮かび上がらせるために使われますが、これが過ぎて青白く明るい恒星より明るくなってしまうのを自然と言えるでしょうか。 淡い物を浮かび上がらせるために輝度マスクを2回繰り返して使うとのことですが、私も状況に応じて同じような手法も使います。 ただ、そのマスクをどう作りどう使うかが大事です。 なんのソフトでやっておられるか分かりませんが、こういう作業のデファクトスタンダードであるPhotoshopでいえば、簡単なのは作ったマスクにレイヤーとしてトーンカーブをかぶせてそのカーブを例えばコントラストを落とす形である逆Sの字に使うとか、もっと単純に一番左を微かに上げるだけの凸型にするとか、もっと丁寧にやるならノイズと対象の限界点をスポイトツールなどで探してそこを転換点に微かにSの字にするとか、淡い部分を持ち上げて明るい部分は出来るだけ持ち上げないような工夫をするわけですね。 他にもマスクを作る時点で淡い部分は全て通し、明るくなるにつれて通さなくなるような作り方もあります。 こういう技術を使うことで自分が見せたい物を浮かび上がらせ、かつ明るい部分が同じくらい明るくなりすぎなくすることで見せたい物の強調と自然に見えることのバランスを考えていくわけです。 また続く

    2022年02月02日14時26分

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    takuro.n

    続き 私が星雲(銀河ではなくガス雲のこと)を表現するとき一番重視するのはこれはガスであるということです。 これらはたとえ明るいものであっても宇宙船でそのすぐそばまで行ってみればほとんどの場合ほとんど物質のない空間で、遠く離れて初めて見かけ上物質が密集して雲のように見えるわけですね。 ですから、そのガス雲がクッキリ表れて色もベッタリ乗っているというのは本来ありえない表現なわけです。 逆に薄いベールのように向こうが透けて見える、そんな表現こそ自然で美しいのではと個人的に目指してました。 このように、自分が見せたくて強調したい物と、それによって全体のバランスが不自然にならないことをどこらへんで釣り合いを取るか、これはあくまで個人の好みの問題ですが、天体写真は記録写真である側面もありますので、最初から創作写真と割り切るのでなければやはり一考の価値はあるんではないでしょうか。 また続く

    2022年02月02日14時27分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    takuro.nさん、こんばんは。 またまた、お知らせにtakuro.nさんのお名前が並んでいるのを見た瞬間、嬉しさのあまり、今度はしばらくの間ボーッとして、何も手につきませんでした。そしてこのページに移動し、takuro.nさんの親身になってのコメントを拝見し、天体写真を始めた頃の記憶が懐かしく蘇ってきました。これだけのコメントを書くには相当な時間を費やされたことと思います。お忙しいのに申し訳ありません。そして、本当にありがとうございます。 前回のコメントで黒レベルのお話があったかと思いますが、これもよく理解できていませんでした。背景が明る過ぎるという意味でしょうか。もしそうでしたら、背景は真っ黒ではないとのアドバイスを頂いてから、極力、背景を黒く落とし込まないように心掛けていました。 Photoshopでの強調処理ですが、これまたずいぶん前にカムイミンダラさん(もうPhotohitoをやめてしまわれましたが)に教えて頂いた、輝度マスクを作っておいて、トーンカーブで持ち上げる(背景も明るくなるので、トーンカーブの左下を抑える) ということを2回程やっています。それでも色が淡い場合は色域指定で強調したい色を指定しておいて、カラーバランスを使って持ち上げることもあります。ただ、これだと偽色になる可能性があるので、気にはなっています。 「薄いベールのように向こうが透けて見える、そんな表現こそ自然で美しい」正に仰る通りだと思います。その域を目指しているつもりなのですが、まだまだ道は遠いです。 takuro.nさんはいつも丁寧に解説して下さるので、膨大な時間を遣って頂いていることは十分に承知しています。ですので、毎回、アドバイスを下さいなんてことは言えません。せめて月に一度か2ヶ月に一度でもいいので、少しでも時間の余裕のあられる時に、私の拙い写真を見て頂き、引き続きご指導頂けると、これ以上嬉しいことはありません。 勝手なことを言っているとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。<(_ _)>

    2022年02月02日18時43分

    yoshimpc

    yoshimpc

    おっと!私も懐かしさとうれしさのあまり、上の文字を貪るように読みました。早く下が見たくてもどかしかったほどです。  ところで今コメントを拝見し、真っ先に思ったことは、カイヤンさんのこの写真、フィルターを使ってないでしょうか?いつもカイヤンさんは使ったら使ったと書いてあるので、今回は書いてないところを見ると使っていないのかもしれませんが、Hα系を通しやすいフィルターを使っていると色味的にはこういう表現になりやすいような気がしました。 いやいや、ディープな、、という部分についてですが、私も今のカメラのことは何もわかりません。というか、幾分後ろめたいながら師匠の言いつけに背いてといいますか、最近モノクロばかり使っています。かなり以前の雑談の中(私がまだモノクロなど持っていない頃)モノクロの利点で16ビット云々というやり取りをしていた記憶があって、今となってはビット数などあまり関係ないと思っていますが(もちろん8ビットや10ビットでは困りますが)、その中でtakuro.nさんが基準感度という言葉を使っておられたように記憶しています。後に気になり、この言葉の意味をググったのですが調べられず、これはtakuro.nさんの造語だったのか、それともそういう言葉があるのか、どういう意味なのかなど気になっていました。もっとも、細かいことだし、その時に本当に知りたかったことの本質とはずれてしまうので何となく気になっている程度ではあります。それより本当によくコメントいただきました。これを書きながら今も感激しています。  私の方は相変わらずのベランダ撮りなのですが、いずれまた突っ込んでいただければ幸いです。カイヤンさんも教えていただきありがとうございます。  

    2022年02月03日00時48分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    yoshimpcさん、こんばんは。ありがとうございます。 フィルターですが、撮影日からすると、仰るようにHEUIB IIが付いているはずです。 外した記憶がないですし、月もつけたままなので、記載忘れだと思います。 ご指摘ありがとうございます。<(_ _)>

    2022年02月03日01時17分

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    takuro.n

    えと、続いて色的強調について書くつもりだったんですが、お二人それぞれから質問が入ってしまったので先にそれに順に一つずつ書いてみたいと思います。 ただし、何度も書きますが、今の私はもう周回遅れ、時代遅れの知識しかありませんので、もうそんな考えは古いという点があってもご容赦を(^_^;) その場合は遠慮無く言ってもらえた方が私も助かります(^^ゞ では今回はまず黒レベルの話を。 これは単純に言えばヒストグラムを見たときに山の左斜面一番下がグラフの一番左からどのくらい離れているかという話です。 勿論一番左にくっついていれば何も無いはずの所は真っ暗になりますし、逆に右の方に離れれば離れるほど何も無いはずの宇宙空間は明るくなっていきます。 本来何も無い真空の宇宙空間なんだから真っ暗に表現すれば良いかというと話はそう簡単にはいきません。

    2022年02月03日19時59分

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    takuro.n

    理由は幾つかあって、まず天体写真はなんのために撮るのかという大命題があります。 確かに中には撮るだけで満足とか、自分好みに仕上げることが目的で人に見せるつもりもないという人もおられますので、その場合は話は別ですが、一般的にはやはりネットに上げたりプリントして人に見てもらいたいという願望は誰しも多かれ少なかれあると思います。 そしてその場合ネットに上げて他の人にパソコンのディスプレーで見てもらう場合はそれぞれ見え方が違うということとノイズが主な問題になり、プリントする場合は背景を真っ暗にするということは真っ黒に塗りつぶすということであり、それによって淡い部分は多かれ少なかれつぶれてしまうということと、やはりノイズの問題が起こります。 まずディスプレーで見てもらう場合、もしも相手の調整がこちらより暗かったり、あるいは性能が悪くコントラスト比が小さいものであった場合、こちらでは淡く微かに美しく表現したはずの星雲が先方では見えないということになります。 また、ノイズは幾ら頑張って消しても完全というのは難しく、それは星雲の淡い部分と同じくらいの輝度にもあるわけで、幾らバックを暗くしても淡い星雲を表現するなら残念ながらノイズも一緒に現れてしまい、それはバックが暗ければ暗いほど目立ってしまいます。

    2022年02月03日20時00分

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    takuro.n

    この点に関しては、温度管理を徹底し、枚数も時間に制限を設けずたっぷり撮って徹底的にS/N比に拘った作品ほどバックは暗く出来るということでもあります。 そしてプリントの場合、プリンタの性能によってせっかく淡い部分を微かに美しく表現したつもりが黒くつぶれてしまう問題が起こりますし、逆に高級なプリンタの場合は上記のノイズ問題が起こるわけです。 そのためバックはある程度明るくした方がそういう諸問題が深刻にならないということになります。 ただし、勿論デメリットもあって、それは書きましたが階調が減ってしまうという、写真として致命的な問題を孕んでるわけです。

    2022年02月03日20時01分

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    takuro.n

    作品を作るときは忘れましたがファイル形式がPhotoshop形式とか天体写真用の形式とかTIFFとか、階調豊かなファイル形式で作り込みますが、最終的にネットに上げるならまだまだたいていはJPEGという255階調やったかな、しか表現幅の無い形式にしてしまうわけで、その上左から離せば離すほど、例えば50離せば被写体の表現に使える階調はもう200くらいしかないなどという寂しいことになり、なんのために豊かな階調のファイル形式で神経使って仕上げたのか意味が無くなります。 そしてプリントする場合も現在の個人で買える範囲のプリンタでは確かJPEGと同程度の階調幅しかなかったと思います。

    2022年02月03日20時02分

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    takuro.n

    ですので表現という意味ではあまり左から離さず、少しでも階調幅を確保するのが正しいわけです。 これについては昔天文誌常連さん達の間でもいろいろ議論があり、その人達は投稿して多くの人に紙媒体で見てもらうためにプリントすることが最終目的でしたが、いずれにしてもだいたい左から30くらい離すのが最もバランスが取れているのではという結論になっていたことがあります。

    2022年02月03日20時02分

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    takuro.n

    勿論、人の好み、撮った対象、枚数の問題などどの程度のクオリティーの元画像が得られているか等によって、自由に変えていいわけですが、変えるにしてもやはり上記のような理由を理解した上で考えるのが良いと思います。 ちなみに私は厳密にJPEGに変換したとき左から30になるようになどと計算していたわけではなく、だいたいそのくらいになるよう、その上で自分の好みでちょっと左に寄せようとか右に寄せようとかやってました(^◇^;)

    2022年02月03日20時02分

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    takuro.n

    ちょっと簡単に書いてしまってまだ他にも覚えていない理由もあったような気もしますがとりあえず黒レベルについてはこんな所で(^_^;)

    2022年02月03日20時04分

    yoshimpc

    yoshimpc

    黒レベルについて拝見しました。ごもっともと思います。私の場合、自分の空が明るいせいか、真っ暗にしてしまうとどうも現実感がないのと、コントラストが強いのがあまり好みじゃないという非科学的理由によってみなさんより明るめだと思いますが、確かに最終表現の階調は2^8ですから256諧調しかないのにもったいないのでもう少し左に寄せようかと思います。

    2022年02月03日22時32分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    takuro.nさん、こんばんは。またまた詳しい解説を頂き、ありがとうございます。 黒レベルについて、理解力の乏しい私でもよくわかりました。 256諧調の中の50を使えば残りは206、30なら226。もっと諧調を豊かにと思って、ヒストグラムの左端をギリギリまで左に寄せると、他の方のモニターでは黒く潰れている可能性がある。なるほどです。 恥ずかしながら、そんなことを考えたこともなく、今までやっていました。(^^;; 私のモニターは安価なキャリブレーションができないタイプのものですので、なおさらですね。 今更ながら、takuro.nさんの解説で目から鱗が落ちたような気持ちです。 お忙しい中、連日、私のために膨大な時間を割いて頂き、申し訳ないと思っています。 でも、沢山書いて頂いた分、学べることも多いと感じています。と同時に、自分が今なお初心者の域を出ていないことが再認識できました。 メールでもお伝えしましたが、yoshimpcさんにご指摘頂いて、この写真を撮影した時にHEUIB IIフィルターが付いてた可能性が高い(ほぼ間違いなく付いてたと思われます)ということ、申し訳ありませんでした。撮影状況や処理の過程を詳しく書かないと、適切なアドバイスが頂けないことは重々承知していたつもりですが、撮影データの共通した部分は、その都度1から書かずに、よくコピペで済ませています。そのため、X6iで撮影したものに、6Dと記載し、後日、気が付いて慌てて直すということも何度かありました。 以後十分に気をつけて記載しようと思います。 今後もご指導のほど、よろしくお願いします。<(_ _)>

    2022年02月04日00時04分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    yoshimpcさん、こんばんは。ありがとうございます。 フィルターの件、ありがとうございました。 この感じ、本当に懐かしいです。 私の場合は依然として知識も処理技術も乏しいですが、始めた頃より少しはtakuro.nさんやyoshimpcさんの言っておられることが理解できるようになったかな(希望的観測ですが)と思います。 今後もご指導、よろしくお願いします。<(_ _)>

    2022年02月04日00時08分

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    takuro.n

    ほんと、この感じは久しぶりですね(^^ゞ お二人が長足の進歩を遂げ、逆に私が浦島太郎のような旧式のポンコツになったことを見ないふりすれば(^◇^;) では順番にいきます。 次はカイヤンさんの処理ルーティンの輝度マスクを2回使うということと色域指定について。 このマスクの二重使いという手法は私も淡い部分を浮かび上がらせるため、ごく淡い対象の場合は使ったことはありますし、特にカラーバランスを崩すことになる名前忘れた赤だけ通すようなフィルター使った撮影の場合はかぶせるトーンカーブの中でRのみ強調に使うといったこともやってました。

    2022年02月04日23時12分

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    takuro.n

    人によっては3回使うなどという話も聞いた記憶がありますが、現実にはノイズ問題もあって相当特殊でしょう。 このようにこういうマスク使いそのものは珍しいことではないわけですが、問題はそれにかぶせるトーンカーブやレベル調整の使い方です。 例えば白飛び部分や黒つぶれ部分を増やしてしまったり、一番明るいところが変わってしまったりすると本末転倒というわけですね。 ここでトーンカーブを使う場合とレベル調整を使う場合の違いを。

    2022年02月04日23時13分

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    takuro.n

    まずトーンカーブは直感的に使いやすいですしスポイトツールで支点を決めやすいといった使い勝手の良さに加え、自分が持ち上げたいところ、たいていは星雲の淡い部分に動作点を打つことによって自分の思うところを操作しやすいですが、これはある意味不自然な強調の仕方ではあるので、あまりやり過ぎると例えば明るい恒星より少し暗かったはずの星雲中心部などの方が明るくなってしまうなどという弊害も起こりがちです。 これに対してレベル調整はやっていることは基本的に同じなんですが、トーンカーブのように動作点を打ちたいところに打つということは出来ず、一番基本のS字の場合でいうなら支点と右上隅とのちょうど真ん中に動作点を取ったのと同じ調整になり、より淡い部分を強調したいなどという細かいことは出来ませんが、そのかわりその強調は全体の明るさをそのまま反映し、明るさが逆転するなどは起こりません。

    2022年02月04日23時14分

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    takuro.n

    ですので、作為的な強調やコントラストの付け方をしたい場合はトーンカーブを、ごく自然に仕上げたいならレベル調整を使うといった使い分けもありますが、淡い星雲対象の場合はたいていトーンカーブでしょうし、使い勝手からいってもほとんどの人がトーンカーブを使っているのではと思いますが、これは好みでどちらを使ってもいい部分ではあります。 ちなみに、天体写真処理の方はレベル調整を好んで使っておられました。 さてここで私が問題喚起したかったのはこの画像では輝度の逆転が起こっているのではという点です。 これには幾つか原因が考えられ、特に星マスクを使う場合注意が必要なんですが、星も星雲もひとまとめにした輝度マスクの場合でも上に書いたように使い方によっては不自然になってしまうことがあるわけです。

    2022年02月04日23時16分

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    takuro.n

    まあ今回の場合何が原因であるかはもう少し詳しく処理手順や程度が分からなければはっきりしたことは言えませんが、手法、今回でいえば輝度マスクの2重使いはちょっと工夫するなら誰もがたどり着くある意味一般的手法ですが、使い方は不自然にならないよう注意が必要ということですね。 次に色域指定についてですが、基本的にはやはり使わない方が良いと思います。 以前、私がまだここに出入りしていた頃、星景写真で先生のように名前の通っていた方が光害を取るのに色域指定で簡単に取れるとよく書いておられました。 しかしその色味は他の部分には無いんでしょうか。 色域指定で足すにしろ減らすにしろ、他にその色が混じっている部分でもそれが足されたり減らされたりすることで色味が変わってしまいます。 例えばこの写真で赤の色域を指定して彩度を上げたとします。

    2022年02月04日23時17分

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    takuro.n

    すると、赤っぽい中間星から微光星に出ている赤ハロっぽい部分やパープルフリンジらしき部分もより色味が赤っぽく濃くなってしまうわけです。 他にもおそらく本来もっと茶色で分子雲と呼ぶべきガス雲も赤っぽくなってしまうでしょう。 このように、色域指定は自分がより彩度を高めたい部分だけでなく、画像全体の中で他にもあちこちに混じっている同じ色味全てを増幅してしまったりするわけで、そういう部分全ての色味も変えてしまうわけです。 例えば赤しか通らないようなフィルター使いで撮った場合は話は別ですが、カラー1枚撮りでは弊害が大きく、よほどのことがなければ使わないに越したことはないと思います(^^ゞ

    2022年02月04日23時17分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    takuro.nさん、こんばんは。詳しい解説を本当にありがとうございます。 takuro.nさんが旧式のポンコツだなんて、とんでもないです。私にとってtakuro.nさんは恩師ですので、そんなことは言わないで下さい。 「白飛び部分や黒つぶれ部分を増やしてしまったり、一番明るいところが変わってしまったりすると本末転倒」確かにそうですね。白飛びや黒つぶれは気を付けていたつもりですが、「一番明るいところが変わってしまう」ということは頭になかったです。(^^;; 「レベル調整での強調は全体の明るさをそのまま反映し、明るさの逆転は起こらない」 これまた、確かに!ですね。レベル調整で淡い部分を持ち上げようとすると、オリオン大星雲の中心部などはすぐに白飛びしてしまいますので、つい、トーンカーブに頼り、それでも白飛び気味になると、ハイライトを抑えていました。これだと当然明るさの逆転が起こりますね。目立たせたい星雲にばかり気を取られると全体として不自然になる。思い当たる節が多々あります。(^^;; 「色域指定は基本的にはやはり使わない方が良い」 色域指定をしてカラーバランスで持ち上げると、色味が変わり安いので、カラーバランスの代わりに彩度や自然な彩度を弄って強調したりもしていましたが、それでは目立たせたい色が浮かび上がってこない場合は、どうしてもカラーバランスを使っていました。 ある時期から、ハ塔寺でしっかりと時間をかけて撮影したものは、色味を弄らなくても色のりが良い感じになりました。でも、淡い対象はやはり無理な(不自然な)処理をしているように思います。 今回もためになるお話ばかりで感謝しています。 ご指導をお願いしますと頼んでおきながら、連日、膨大な時間を割いていただいていること、申し訳なく思っています。くれぐれも、私にコメントをくださることで体調を崩されたり、やりたかったことができなかったりということが無い様にお願いします。 この数年間、昔、takuro.nさんから頂いたコメントを何度も読み返していました。 今、再び直接ご指導いただけていることに感激しています。 takuro.nさんのライフスタイルに支障の出ない範囲で、これからもご指導頂けると嬉しいです。今後もどうぞよろしくお願いします。<(_ _)>

    2022年02月05日01時47分

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    takuro.n

    天体写真どころか普通に1眼での写真さえこの6年くらいただの1枚も撮っていない、当然処理も一度もやっていないのではまあ時代遅れであることだけは間違いありません(^_^;) ですから今私がここに書けるのは技術ではなく基本的な考え方といったものしかありません(^◇^;) それではまず先に書いたことの補足ですが、トーンカーブにポイントを何点打って良いかというのも昔ネット上で話題になったことがあって、やはり本格派ほど2点、支点と動作点1個ですね。 撮影条件が適切でなく写っていない、あるいは天体写真処理の前半であるあらゆるノイズを低減させる処理が甘く淡い部分など上手く出せない元画像しか作れない人ほど多く取りたがる傾向がありましたが、それでも良心が咎めるのか3点までという人が多かった記憶があります。 個人的には絶対2点まで。 それ以上は色域指定と同じく作為でしかないと思ってました。

    2022年02月05日15時01分

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    takuro.n

    逆に言えば、だからこそ輝度マスクの2重使いなどするわけです。 つまり、一回では3点取りたくなるところを我慢して2点で無理のない、白飛びなど作らない範囲の強調で抑えておき、それを繰り返すことで淡い部分のみ膨らませていくわけですね。 ちなみに私はこれを1回はトーンカーブのRGB全体ではなくRのみ、つまり色マスク的にやり、もう1回はRGB全体、つまり輝度そのものにかけるといったやり方もしてた記憶があります。 このように何重にもかけるというのは一回一回は無理しないためにやっているという側面があるわけですので、それを理解すると一回で無理する必要が無くなります(^_^)b しかし、カイヤンさんも最後に書かれてますが、何を頑張ろうと「綺麗な空の下で」「出来るだけ基本感度に近いところで」「たっぷりの枚数撮影」された元画像には決して及びません。 上級者ほどこのことを肝に銘じてよく分かってますので、天文誌投稿常連さんクラスともなれば必要なら絶対に遠征し、一つの作品のために一晩で足りないなら二晩でも同じ対象で枚数撮り続けるわけですね。 ですので、もしそろそろもっと淡い部分をとか、もっと色味をという欲求が出てきたのなら、場所は八塔寺ならまずまずとして、感度や枚数を考え直す時期に来てるのかもしれませんね(^。^)

    2022年02月05日15時02分

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    takuro.n

    それでは次にyoshimpcさんからの「基準感度」とはなんぞやという疑問についてですが、私がそれをいつどういう話の中で書いたか今となってはもうまったく記憶にはありませんが、ただそういう概念を持っていることは確かで、これは言い換えれば「基本感度」とか「最低感度」といってもいいものかもしれませんので、もしかすると私の造語かもしれません。 私が言いたいのは例えば新しいデジカメが出るとそのセンサー特性を他と比較するグラフなどが示されますが、そのグラフの縦か横どちらかの軸は必ず感度になっています。 そしてそのグラフを見ると、少なくとも当時はどのメーカーのセンサーであっても一番低い感度はだいたい100~200の間にありました。 まあこれはそれ以前フィルムの時代に一般的に一番低感度は100(その昔モノクロでは50というのもありましたし、特殊フィルムでは32とかなんとかそんなのもあった気がしますが)とされていたのに基準を合わせてセンサーを作ってきているかなと思ってましたが、いずれにしてもどのセンサーにも一番低い感度はあるはずで、それがなんの増幅も無しにその感度があるのか、それとも最低限の増幅で得られているのがその感度なのかは別として、肝心なのはそこがそのセンサーで電気的増幅がされておらず、あるいは最低限であることで最もノイズが少なく、色味の再現性なども最もクリアーで鮮やかであるという点で、私はそこをどこかで見たのか、それとも勝手に作ったか分かりませんが話をするときに基準感度とか基本感度とか書いた可能性はあります。

    2022年02月05日15時03分

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    takuro.n

    最低感度が最も良いというのはたんに私や他にも多くの人の経験則だけでなく、研究論文も幾つも出されているはずで、例えば同じ明るさになるはずのISO400の20分露出とISO1600の5分露出では低感度の方が明るく写り、かつ色再現性も良いとなっていて、これはハード的にはここ6年で飛躍的ブレイクスルーがない限り根本的には変わりないでしょうし、ソフト的な部分でノイズ低減はなされているかもしれませんが、やはり現在のセンサー根本技術の宿命である電気的増幅による弊害は無くなりきることはないと思いますがどうでしょうか。 っというわけで、これ書いていて思い出しましたがおそらく天体写真も低感度で撮る方が良いという話題があった気がしますが、その時にでも私が感覚的に分かりやすくと思ってそういう言葉を使ったのかもしれませんね(^_^;) あまり時間もなくて推考や校正もせずただ思いつくままダラダラ書いて長くなってしまってすみませんm(__)m

    2022年02月05日15時03分

    yoshimpc

    yoshimpc

    なるほど、そこなんですが、後に自分で勉強していて、新たに、と言っても何年か前なんですが、興味深い話もあったのでまたtakuro.nさんと話したいなと思ってたんです。今まだ職場でタブレットしかないので詳しくは後で書きますが、良いisoとはなにか、にまつわる話です。増幅についてだけ言いますと、本来増幅はe/ADUという単位があり、デジカメでもモノクロでもこれが全てで、、て長くなりそうだからまた帰ってからでw

    2022年02月05日16時22分

    yoshimpc

    yoshimpc

    さきほど帰ってきました。 さて、センサーとは何かと考えますと、光子を電子に変換する素子なわけですよね。そして、変換した電子を貯めておいて、あとでピクセル当たりいくつの電子が溜まっているかを数えることで当たった光の量がわかるわけです。  さて、この際の増幅とはいったい何なのでしょう。電子の量を正確にカウントすればいいわけですから本来増幅も何もないはず、、  takuro.nさんの上の文章を読んでわかったのは、恐らく「基準感度」という言葉は、(もしそれがモノクロ冷却などの、画像処理エンジンを使用しない機器について使うのであれば)、unity gainすなわち、1e-/ADUの事を言い換えているのだと理解しました。  光子(が金属に当たって出来た電子)のカウンターであるはずのセンサーの増幅というのは、すなわち一個の電子を何カウントとして記録するかを変えているに過ぎないはずです。 16ビットであれば65000いくつかある、その諧調を、一段飛ばしで記録するのか、2段飛ばしか、ということですね。  デジカメであっても、画像処理エンジンが多分にブラックボックスですが、基本的には上記の構造は変わらないはずで、実はpixinsightには手持ちのデジカメの増幅度などを測定するツールも実装されています。

    2022年02月05日19時24分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    takuro.nさん、こんばんは。今日もありがとうございます。 トーンカーブは中央付近~やや右側を少し持ち上げて、背景が明るくなった分、左下を少し引き下げるという使い方をしています。なので、ポイントは2点ですが、そのポイントの位置が正しいかどうかは定かではありません。 トーンカーブをRのみかけるということは試したことがありませんので、是非、試してみたいと思います。 空の奇麗な所での撮影がいかに素晴らしいかは、自宅玄関と八塔寺と比較してみると一目瞭然です。自宅も他の方からはよく写ってると言われますが、八塔寺は自宅の2倍以上の露光ができます。もちろん低感度(高くてもISO1600)を基本にしていましたが、1月3日のしぶんぎ座流星群の夜に八塔寺で撮った馬頭星雲はISO3200で7分23枚でした。ISO1600で10分も試したことがありますが、10分以上になると風によるガイドエラーや電池切れ、車のヘッドライト等のリスクも高くなります。yoshimpcさんへのコメントも読ませていただき、低感度での撮影の方が良い事もよくわかりましたが、暗い鏡筒の場合は悩ましいところです。それで、ベテランの方は巨大で重量級になろうとも25cm~30cmのモンスター級の反射望遠鏡を使われるのですね。 昨年は八塔寺へは9回しか行けませんでした。今年は最低月1で12回を目標にしています。今夜も天気が良ければ出かける予定でしたが、生憎の天気です。 またtakuro.nさんが八塔寺へ出かけられることがありましたら、是非、ご一緒させて下さい。 本当に私にも分かり易い解説をいつもありがとうございます。 これからも是非、よろしくお願いします。<(_ _)>

    2022年02月05日19時25分

    yoshimpc

    yoshimpc

     私も誤解していたのですが(誤解しながらもなんかもやもやしたものがありました)ISOを上げることは悪なのかどうか、という事です。結論から言うと、ISOを上げるとSN比は良くなるようです。その理由ですが、SN低下の原因はリードノイズ(だけじゃないですが)が大きく、ISOを上げた時のノイズもここには含まれます。  リードノイズには2種類あり、センサーからA/Dコンバータまでのノイズと、A/Dコンバータ以降のノイズに分けられるようですが、ISOを上げることによって前半のノイズが増えます。が、後半部分(ADCそのものから出るノイズを含む)は変化しないわけです。  なので、ISOを2倍にしても全体のノイズは2倍にならないためSN比は改善します。

    2022年02月05日19時31分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    yoshimpcさん、こんばんは。ありがとうございます。 1e-/ADUについては前にGAINのことで質問した際に教えて頂いたと思いますが、やはり私には難し過ぎます。それで、さっきからこのページ(https://www.flir.jp/discover/iis/machine-vision/how-to-evaluate-camera-sensitivity/)を読んでいたのですが… 諦めました。^^;

    2022年02月05日19時35分

    yoshimpc

    yoshimpc

    もちろんISOを上げると記録できる諧調を、数段飛ばしで記録することになるため諧調は失われますから、ダイナミックレンジは低下します。  また、前半部分のノイズが大きくなりすぎると後半部分のノイズがほぼ無視できるくらいになるため、ISO増大の恩恵が得られなくなります(これをISOレスと呼ぶようです)  なので、takuro.nさんのおっしゃっている基準感度というのが、実際にはISOレスになる部分ということと考えると最も効率的なのかな~と思いました。 海外の方が測定して、各デジカメでISOレスになる感度はいくつなのか、ということをまとめている表があります http://dslr-astrophotography.com/iso-values-canon-cameras/ 何年か前、結構感動してカイヤンさんとかにも示したと思います。

    2022年02月05日19時38分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    yoshimpcさん、ありがとうございます。 はい、覚えています。ISOを上げてもそれは増幅しているに過ぎないということも教えて頂いたかと…。 で、ISO800が最適と分かっても、現地でISO3200の7分で、輝度ヒストグラムが中央付近ですと、やはりそれで撮ってしまいます。^^;

    2022年02月05日19時46分

    yoshimpc

    yoshimpc

    蛇足ですが、モノCCDの場合、感度が変更できない機種がほとんどで(変更できるものもありますが)、感度がどう決まっているかと言いますと、ほとんどの場合飽和電子容量から逆算しているのだと思います。  例えば、Moravian G2-8300の場合ですと、飽和電子容量が25000eなので、そもそも65000階調以上あっても電子を25000個しか貯められないのだから意味がありません。  この場合、アンプゲインは0.4e/ADUに設定されているのですが、(1階調上がるために電子が0.4個必要)なぜこの数字かと考えると、25000÷0.4をすると62500になって16ビットの階調から少し欠ける程度なんです。  これは背景のバイアスとかもあるから、全部コミコミで諧調を使い切れるように、という理由だと思います。

    2022年02月05日19時47分

    yoshimpc

    yoshimpc

    さっき夢中で書いていたら途中カイヤンさんの書き込みが入っていることに気が付きませんでした。ISOはe/ADUを別の言葉で言い換えているだけなのですが、e/ADUという単位が1カウント(ADU)当たりの電子、という説明的な単位なのでわかりやすい一方、ISOとはフィルム時代で言うところの、、という表現の方法なので理屈はわかりにくくなっている気もします。  今見てみたら、6DのISOレスは1600(3200も可)となっているので、あながち悪くないかも??  実際の撮影面ではあまりに長時間ですとガイドエラーのリスクもあるし、歩留まりが悪化することによって総露光時間が減少するほどであるなら1600などは(もちろんこれは6Dならですが)良いのかもしれませんよ

    2022年02月05日20時08分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    yoshimpcさん、ありがとうございます。 少し安心しました。^_^ ASI183MCとFS60-CBで試してみようとしたことがありますが、フラットナーでもレデューサーでもピントが出ませんでした。^^; GS200RCは大丈夫なので、春の銀河で積極的に試してみようと思います。何度かはやったことがありますが、あまり良い結果ではありませんでしたので…。

    2022年02月05日20時22分

    yoshimpc

    yoshimpc

    あれ、そういえばtakuro.nさん出てきてないですね? 私はというと、先日から体調不良あり、さてはいよいよ例の流行り病にかかったかと思ってたんですが、PCR陰性で、自分で抗原検査キットも買って何度も検査してみましたが陰性。どうやら単なる花粉症だったようです。  私はかなり重症の花粉症で、ひどい時は発熱するので紛らわしくて仕方ないです。

    2022年02月09日22時19分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    yoshimpcさん、こんばんは。ありがとうございます。 そうなんです。でも、お忙しい中、これだけコメントを頂けたのは本当にありがたいと思っています。 今後も月1ペースでもアドバイス頂けたら嬉しいと思っています。 花粉症、かなり重症のようですね。でも、とりあえず、陰性で良かったですね。私の周りでもチラホラと…。こちらに回ってくるのも時間の問題かと思っています。重症化さえしなければ、感染はやむを得ないかなと半ば諦めています。 どうぞご自愛ください。

    2022年02月09日22時39分

    yoshimpc

    yoshimpc

    うーむ、こういう話題は師匠好物なのかと思ったんですがそうでもなかったのか?はたまた何か忙しいのか?自分で勉強して、何となくわかった気になってることが正しいのかどうか自信はなく、ちょっと違ってるんじゃないかとか何か突っ込みがあれば欲しいところです。あと、画像の方もたまには師匠の容赦ない突っ込みが欲しいところですね。たまーにでいいので、、。  とにかく師匠とやり取りすると何とも言えず懐かしいというか、うれしい気持ちになるものですね。  オミクロンはデルタよりは重症化しないという話で実際自分のまわりでかかってる人でも重症化してはいない(それどころか気づいてすらいない人もあり)のですが、一応新型コロナだし正直かかりたくはないですね。

    2022年02月09日23時59分

    カイヤン二世

    カイヤン二世

    yoshimpcさん、ありがとうございます。 仰る通りです。天体写真を始めた頃にお世話になった方々が出て来られないと寂しい気がします。 コロナ、できればかかりたくないですね。軽い症状で抗体ができるなら…と思ったりしないこともないですが…。

    2022年02月10日00時12分

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