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アルター・ツォル横の階段を上ると旧ケルン選帝侯宮殿の領域に入ってきます。 アルター・ツォルへの入り口に石碑が建っています。 この石碑、この辺り一帯の整備と共にリニューアルされたもので、ボンに初めて来た時には古びた石碑があったのを覚えています。 さて、この石碑の名「Heinrich Heine」はあのドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリストのハインリッヒ・ハイネです。 以下、コメント欄に続きます・・・
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さて、なぜこのボン、しかもアルター・ツォルの入り口にハイネの石碑があるのか?ですが・・・ ハイネはデュッセルドルフのユダヤ人の家庭に生まれ、名門ゲッティンゲン大学で法学士号を取得し、法律家を目指したそうです。 (以前にデュッセルドルフで彼の生家“ハイネ・ハウス”を紹介しました) が、ここボン大学(旧ケルン選帝侯宮殿は1818年に現在のボン大学になります)に再入学し有名な文学者に教えを請い、ベルリン大学でヘーゲルにも教えを受けて作家としてスタートしたそうなんです。 つまり、ハイネはこのボン大学出身者(2年で中退したそうですが・・・)となり、たぶん学生時代はこのアルター・ツォルの高台からラインの流れを眺めていたのでしょう・・・ ボン大学はあのカール・マルクスも出身者ですが、その後マルクスとも親交を結んでいくそうですね。
2021年12月12日12時08分